ガソリン給油量 7.94L | 給油回数2回 | ガソリン代 1455円 | 高速代 1030円 | 総走行距離 175.1km | トップへもどる |
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そして廃れた舗装路を進むことしばし、やがてたどり着いた若狭幹線林道の終点だと思われるのがこの地点。周囲を鬱蒼とした森と藪に取り囲まれ、ピストンではお馴染みの回転場のようになっていましたが、予想に反して若狭幹線林道の終点は行き止まりではなくて、なにやらこの先にも道筋が続いている様子・・・。
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若狭幹線林道の終点は正確には行き止まりではなくて、さらに怪しい道筋がその先へと続いていましたが、その道筋は地理院地図地図にも記載されており、それによればここ終点で行く手が2方向に分かれ、片方は若狭町「塩坂越(しゃくし)」に、もう一方は世久見の集落へと至っているとのことでした。
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具体的にはこんな感じで、若狭幹線林道終点からは「塩坂越」および「世久見」に向かってさらに道筋が続いています。ただし、これは地図上での話。リアルでは塩坂越や世久見へのオフバイクによる通り抜けは不可能なので要注意!
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若狭幹線林道終点から塩坂越に向かってさらに続く道筋です。なぜか路面は舗装されていますが、道筋は今にも藪に飲み込まれてしまいそうな状況。とてもじゃないですが、通り抜けなんてできそうな雰囲気ではなかったぜぇ・・・。 ちなみにこの先の区間ですが、元々若狭幹線林道は塩坂越まで延長する計画だったらしいです。それが工事半ばで中止となって放置されているのが現状で、そもそも道は塩坂越まで開設されていないんだよな。というわけで地理院地図記載の道筋は、おそらく昔の人々が使っていた塩坂越〜世久見間の山道の類だと思います。 |
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若狭幹線林道終点の回転場の片隅にて、世久見へと至る地理院地図記載の道筋らしき分岐を発見しました。しかし、ものの見事に廃道化。とてもじゃないけど立ち入れるような状況ではなかったような気が・・・。 というわけで地図上では繋がっていますが、実際は若狭幹線林道終点から塩坂越はもちろんのこと、世久見へと通り抜けのできないことがこれで判明! |
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スナップエンドウ? というわけで若狭幹線林道の若狭町側の終点に無事到着。暑くて堪らず、今来た道を引き返す前に日陰で小休止しておきましたが、路肩の藪でスナップエンドウみたいな植物が大量にサヤを実らせているのを発見! 摘み取ってバターで炒めたらポリポリして美味しそうですが・・・。
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なんと、実はこれ、マメ科の「ジャケツイバラ(蛇結茨)」という有毒植物でした。本州〜沖縄までの山野の林縁や川岸、原野に生える茎に鋭いトゲがある蔓性落葉低木で、見た目はちょっと大きめなスナップエンドウのようにも見えますが、サヤの中の豆果には嘔吐系の毒が含まれているので誤食には要注意! ただし、有毒植物である一方で、日干乾燥した豆果は漢方では「雲実」といって、下痢止めやマラリアの解熱に用いられてきたそうです。具体的には雲実12グラムに水400ccを加えて3分の1まで煎じ、それを3回に分けて服用します。 |
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若狭幹線林道終点から手前の分岐まで戻ってきました。先ほどは直進しましたが、今度は分岐を曲がってR162(世久見)へと坂道を下っていきます。
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その後、細かな急カーブを繰り返しながら坂道を一気に駆け下っていきますが。ここは世久見トンネルが開通する以前は世久見峠越えルートだった区間。道すがらに設置されていた林道マップからも分かるように、厳密には若狭幹線林道区間ではありませんが、ネットでは若狭幹線林道として紹介されることがほとんどです。
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モノラック?! 急カーブの連続する坂道を下っていく途中で放棄されたモノラックを見かけましたが、そういえばここ若狭町は国道沿いなどで梅の販売小屋をよく見かけるほど梅の栽培が盛んな町。なので以前は道すがらの急斜面に梅林があって、この廃モノラックはそこで使われていたのかもしれません。
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標高152mに位置する若狭幹線林道から分かれて高低差127mを駆け下ることしばし、やがて行く手にR162(世久見)への合流地点が見えてきました。
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坂道を下りきった世久見集落の外れで国道に合流。厳密にはここは若狭幹線林道ではありませんが、虫食い舗装状態ながらも尾根筋ダートが楽しめ、展望台からの海の景色が素晴らしかった若狭幹線林道の探索はこれにて本当に終了!
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ちなみに国道への合流地点を振り返ってみるとこんな感じ。前方の尾根に沿って若狭幹線林道が左右に延びていて、今まさにそこから国道まで下ってきたわけですが、前方は三方湖方向で、すぐ先に世久見トンネルの西側の入口があります。 なお、下ってきた道は世久見トンネル開通以前の旧道であって、「林道」ではないので林道標はもちろんのこと、道標すら設置されていませんが、若狭町側の入口として林道ライダーにはよく知られている場所ですね。 |
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国道への合流地点から見えている世久見の漁村と世久見湾に浮かぶ烏辺島。ジリジリと焼けるように陽射しは耐え難かったですが、まるで時の流れが止まったかのようにひっそりとした海辺の集落の静かな雰囲気がいい感じ!
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R162に退出したら、左折して若狭幹線林道の直下を世久見トンネルで潜り抜けて、昨日ゲートによって滋賀県高島市から美浜町への通り抜けを拒否られてしまった粟柄河内谷林道の美浜町区間を目指しますが、その途中、目の前に三方湖を望む「道の駅三方五湖」のベンチで水分補給しながら小休止。 自販機で購入した冷たくて甘い「カルピスザリッチ」がこれ以上ないほど美味しく感じられましたが、この日の最高温度は37度超え。ただし、それはあくまで観測地点での気温であって、風通しの悪い林道や、炎天下のアスファルトからの強烈な照り返しによって平地における体感温度は確実に40度を超えていたと思います。 |
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道の駅を出発したらR162を北上して若狭町から美浜町に入り、JR小浜線「美浜駅」付近で県213へと右折。目指す粟柄河内谷林道は県道の終点(美浜町「松屋」)に美浜町側の入口がありますが、国道から県道終点までの距離はおよそ10キロ。 貸し切り状態でガラ空きな県道をひたすら突っ走りますが、日陰の全くない炎天下のアスファルトは陽射しの照り返しで灼熱地獄状態。つい先ほど休憩したというのに、早くも途中の美浜町「新庄」集落にある「新庄簡易郵便局」前の自販機で水分補給休憩しますが、冷たいボスブラックが甘露の味わいで最高に美味かった! |
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ボスブラックで一息入れたら新庄集落を出発、「耳川」沿いにさらに進んで県道終点の美浜町松屋に到着しました。ここ松屋集落で行く手は二手に分かれていて、左側は耳川上流の「粟柄谷」沿いに遡る粟柄河内谷林道に、「あや橋」を渡る右手は「能登又谷」伝いに遡るピストンの能登又林道になっています。 ちなみに松屋には渓流釣りが楽しめる「渓流の里」があって、マスの「刺身定食(1300円)」やアマゴの「塩焼き定食(1300円)」が食べられるのですが、しかし、炎天下のクソ暑い中で食欲はゼロ。素通りさせていただきました。 |
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林道 粟柄〜河内谷線 起点 延長10531米 幅員4.0米 |
おお、やったぜぇ、林道標発見! 松屋集落の外れ、粟柄河内谷林道入口で見かけたどこか懐かしい木杭タイプの林道標です。でもよく眺めると、林道名は「粟柄河内谷」ではなくて「粟柄〜河内谷」と記載されています。 ちなみに滋賀県高島市側の入口に設置され散る林道標には「粟柄河内谷」と記されており、もしかしたら滋賀県区間と福井県区間を区別するために微妙に林道名が異なっているのかもしれませんが、その辺りの詳しい事情は不明ナリ。 なお、延長距離は10531mと記されていますが、これはちょうど滋賀県との県境までの距離。粟柄河内谷林道(滋賀県)と粟柄〜河内谷林道(福井県)間を連絡する河内谷林道に接続するまでの距離と一致します。つまり、延長距離には滋賀県側の粟柄河内谷林道区間は含まれておらず、別林道扱いだということが分かります。 |
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あー、それから林道区間入口にはこのような警告看板も。2024(令和6)年7月だけに限っていえば、美浜町ではクマの目撃、痕跡、人身被害は報告されていませんが、しかし、山には「蜂蜜マニアなあいつ」が絶対に潜んでいると思います!
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林道起点のすぐ傍にある能登又林道のあや橋から眺めた粟柄谷の清流。海パンがあれば即座に飛び込みたくなるほど水はきれいで涼しげでした。なお、粟柄谷はすぐ下流で能登又谷と合流して耳川となり、およそ11km下流で美浜湾に注いでいます。
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粟柄谷の流れを眺めたところでいざ粟柄〜河内谷林道に入線! 昨日、撤退を余儀なくされた粟柄河内谷林道から河内谷林道への接続地点に向かって福井県側からアプローチをかけますが、入線後しばらくは路肩に流れる水路と並走して進みます。
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取水口? 林道沿いに流れる沢水を利用した水路には取水口が設けられていましたが、これって松屋集落の水田へと水を送るためのもの? 昔の人は僅かなお米を得るために驚くような山奥にまで用水路を通して水田を拓いたものですが、よくもまあ、このような所に用水路を作ったものだと感心させられました。
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その後、用水路はいつの間にか見えなくなって、粟柄〜河内谷林道は粟柄谷左岸の水際伝いに進んでいきますが、ここは「粟柄谷砂防ダム」を通り過ぎた辺り。松屋集落の林道起点から1.5キロほどの地点ですが、路面は舗装状態が続きます。
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粟柄谷砂防ダムの少し上流地点で粟柄谷を眺めてみますが、そこは広大な河原状態になっていましたが、まるで寿命が尽きて砂で埋もれたダムみたい。突然開けるその広大さに驚かされますが、林道はその左岸沿いにさらに延びています。
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