栗原川線

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■皇海橋を渡った地点にあるもう一つの登山口駐車場です。ここには橋を渡った直後に本道から左折する分岐があり、そこが皇海山への登山道入口になっているため、周囲には人と車がさらにうじゃうじゃと…。こんな場所で記念撮影する気などさらさら起きませんが、それでもここは栗原川線上の一部なので、仕方なく渋々と撮影しておきました。ちなみに登山道入口も兼ねているこの左折分岐ですが、これは皇海支線という名称の林道になっています。ただし、登山シーズン時の突入は特に困難かと…。
→皇海支線に突入!
■車と人混みだらけの登山口駐車場を避けるように先へと進みます。しばらくは駐車スペースからあぶれた車が路肩にポツポツと駐車してありましたが、やがてそれも見られなくなり、ダートは静けさを取り戻してしっとりた落ち着いた雰囲気になりました。
■皇海山登山口を過ぎると車の通行量は一気に激減しました。 どうやら、登山目当ての車はR120号線側からやって来るのがほとんどらしく、路面にはオフバイクのタイヤ跡が目立つばかりです。緩く蛇行しながら軽くアップダウンを繰り返して気持ちの良いダートが続きました。いい感じです。
■見通しの良い細かなカーブが続きます。こういう美味しいカーブには必ず路面を斬りつける無数のオフバイクのタイヤ跡があり、皆さん、軽快に走り抜けているようでした。幾重にも残るタイヤ跡からも、ここに訪れるオフライダーの多さがうかがえます。
■車の通行が皇海山登山口を境にR120号線側に集中しているので、登山口以降の区間は時折思い出した程度にオフバイクとすれ違う程度でとても静か。車とは滅多にすれ違いませんでした。なんとなく登山口を境にして別の林道を走っているような印象を受けます。
■そして現れるのが左折している砥沢支線の分岐です。分岐地点には林道標が設置されており、それには「根利平川林道砥沢(支)自動車道」と記されていました。「これはこれは…!」と行く手の様子を眺めてみましたが、すぐ先の地点で路面が大きく陥没、局地的にガレているようでした。なかなか突入心をくすぐる光景でしたが、その手前にはお約束のチェーンゲートが! もちろんヤレないこともないですが…。
→砥沢支線に突入!
■砥沢支線の分岐を過ぎてさらに前進します。多少の急カーブや上り下りはありますが、どことなく平坦っぽい区間が続き、道すがらには薄く色付き始めた紅葉がチラホラと。全景とまではいきませんが、これはこれでとてもきれいでした。路肩からの眺めは樹木に遮られがちですが、所々で木々の隙間から谷向かいにそびえる山の姿を眺めることはできるようです。
→山の景色を眺める!
■おっ、また沢崩れ地点がありました。ここも路面を分断していたと思われますが、探索時にはご覧の通りに復旧済み。沢を埋め尽くして散乱した岩コロの数は物凄いですが、規模的には大したことなさそうで、その処置も、ただ路面スペース分だけ岩コロを取り除いただけでした。一荒れきたら、またすぐに崩れてしまいそうな予感です。
→近づいてみる!
■皇海山登山口を過ぎてからは、やや落ち着いた感じのダートが続きましたが、それでも山中深くを抜ける林道なので、局地的に荒々しい箇所が現れます。ここでは深く落ち込んだ沢をコンクリ橋で横断、沢筋の急峻な斜面を切り崩して道が付けられていましたが、今にも崩れてきそうな岩肌の危うさが山岳ダートならではの、よい雰囲気でした。
■先述のコンクリ橋を渡った少し先の地点です。ここは右手路肩が落ち込むような急斜面になっており、地形的にはかなり険しい区間ですが、十分な広さの幅員は全くそれを感じさせません。ダートは快適そのものですが、路面は細かな砂をまぶしたような状態なので、ここで何かに注意するとしたらカーブでの尻振りくらいでしょう。
■さらに進むと小さな沢渡り地点がありました。ロングダートではこういう箇所はよいアクセントになるのか、これも良く知られた箇所になっているようです。ここは増水時の水流の危険よりも、沢水が徐々に路面をえぐり崩しつつある状況の方が危ないかもしれませんね。
■沢渡り地点を過ぎてさらに進みます。全線を一気に駆け抜けてしまえば、そのようなこともあまり感じないのでしょうが、この区間は似たようなこんな感じの景色の中にダートが延々と続くので、トロトロと走っていると栗原川線の長さを身に染みて実感してしまう区間です。走りやすいのは良いですが、急いでいる時はかなりの苦痛でしょうね。
■お、また分岐が! 砂利ダートをトロトロ進んでいくと、左カーブの途中で左折している草むした支線ダートがありました。これはピストンの屋敷支線で、なんと嬉しいことに林道標も健在! でもその入口には行く手を塞ぐチェーンゲートが…。なお、この地点には栗原川線について記された石碑が設置されています。
→屋敷支線に突入!
→石碑を眺める!
■「一体どうなっている…?!」屋敷支線の分岐を過ぎてさらに進むと、路肩左手に1本の林道標が立っています。林道ではその途中箇所にもしばし林道標が設置されているのを見かけますが、ここもその類だろうと軽くパッと見してみると、そこには「根利平川林道終点」の文字が! ならば、ここから先の区間は一体何林道? それは栗原川林道に違いないですが、当林道には旧名ともいうべき別称が無数にあるので、やや困惑気味に…。でもダートは1本道なので、ただ走行する分には何ら影響はないですけどね。
→林道標を眺める!
■その後、路肩右手の山の斜面がちょっと崩れかけたこの地点に差しかかりました。路面の端にはパラパラと崩れた岩屑が堆積して、今にも崖崩れが起きそうな場所です。何気なく崖上を見上げてみると、そこに1匹の野猿が! でもこの猿がその後とんでもない事を…?!
→野猿を眺める!
→咳払いをする!
→さらに栗原川線を進む!
→もう飽きた…