ガソリン給油量 7.35L | 給油回数3回 | ガソリン代 1359円 | 総走行距離 190.1 km / ダート走行距離 95.0 km | トップへもどる |
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函岳山頂は再び濃密ガスに覆われて視界ゼロ状態に陥ってしまい、その後はしばらく待っても晴れそうにもないのでそろそろ出発します。なお、山頂を散策中に、函岳に向かうと言っておられた、名寄の宿で同宿していたオフラーダーの方が追い付いてくるかとも思いましたが、結局、函岳山頂にいる間は誰もやってこなかったな〜。
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辺り一面ガスに包まれた山頂を後にして、10キロの砂利ダートを加須美峠に向かって引き返します。雨こそ降っていませんでしたが、生憎の濃霧で函岳山頂からの眺望はゼロだったので、もしも次回があるならば快晴の時に訪れたいものだぜぇ。
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加須美峠に戻りがてら路肩から下界を眺めてみますが、相変わらず景色は濃密なガスに包まれてなにも見えていません。しかし、ガスは尾根筋を吹き抜ける風によってかなりの速さで流れている様子。再び晴れ間が現れないものかと思っていると・・・?
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おお、ここで意図せず林道アビリティ「晴れ男」がオート発動! なんと、行手が明るく晴れてきたじゃないですか! 濃密なガスに包まれて視界ゼロであったため、行きがけには全く見えていなかった、町道加須美峠函岳線のスカッとするようなストレートが濃霧の中からその全貌を現してきます。
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函岳を退出する頃になってタイミングよく濃霧が吹き流されて、うまい具合に晴れ間が現れてきた町道加須美峠函岳線のダート。行きがけには全く見えていなかった道すがらの眺望がようやく目の前に広がってきましたが、しかし、いつまた濃霧に包まれてしまうか知れないので、今のうちに立ち止まって景色を眺めておきますよっと。
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こちらは現在引き返し中の加須美峠方向です。画像中央前方の遥か先に位置する峠に向かって、画像左手から連なる稜線の上を町道加須美峠函岳線が走っているのがよく確認できますが、片道10キロという町道ダートの延長距離の長さはダテではなくて、ここは広大なスケールと比類なき開放感が最高に素晴らしいです!
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こちらは加須美岳方向の眺め。視界を遮る物がなにもなくて、どこまでも連なるなだらかな斜面が広大な広がりを見せていましたが、さすがに加須美岳の山頂は見えていなかったです。濃霧は流れ去って晴れ間は出てきましたが、しかし、上空には次から次へと厚い雲が吹き流されてきてしまい、快晴にまでは至りませんでした。
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加須美峠にある美深歌登大規模林道からの入口まで戻ってきました。相変わらず峠には誰もいなかったですが、せっかくなので、峠を立ち去る前に行きがけには全く望めなかった峠からの景色をちょっと眺めておきます。
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といっても加須美峠から見えている景色はこんな感じかな。見えていたのは低木がまばらに生えた茂みのような森と、立ち入る隙間もなく密生するクマザサの藪。どうやらここは眺望がぱっと開けて下界が見渡せるような峠ではないみたいです。 また、加須美峠には寒々とした荒涼とした雰囲気が漂っていましたが、しかし、峠の雰囲気は天候に左右されるところが大きいので、霧が立ち込めて雲が多ければそれも当たり前。快晴に恵まれれば加須美峠はとてつもなく爽快だと思いますよ〜。 |
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誰もいない峠でまったりしていると、美深方向からバババと元気よく登ってきたバイクが左折して函岳に向かうのを目撃! 雨も止んで霧も晴れてきたので函岳を目指すライダーがやって来たみたいです。なお、名寄で同宿したオフライダーの方はまだやって来ませんでしたが、それじゃ、そろそろ峠を立ち去りますか!
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加須美峠からダートで往復20キロ、函岳までの立ち寄りピストンを終えたら、予定通り分岐を左折して枝幸町に進んで美深歌登大規模林道の探索を再開します。
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峠を後にして林道を引き続き歌登方向に進んでいきますが、峠を越えた後はなだらかな下りがどこまでも続きます。上空にはまだ雲が多いものの、視界を遮るガスは完全に消え去っていて、遥か先まで続く直線ダートがひたすら見渡せてとてもイイ感じ! ただし、枝幸町区間は峠の手前の美深町側よりも砂利が深いので要注意。不用意なブレーキ操作をするとズルズルと尻を振ってしまいます。 |
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「注意」事故のない様にして下さい | ||
ここは遭難多発地帯です 枝幸町 |
これはたぶん「姫竹」とか「根曲り竹」と呼ばれる「チシマザサ」の若竹採りへの注意喚起だと思います。欲かいて我を忘れてタケノコを採りまくり、気がついたらどこにいるのか分からなくなるのが「遭難」のパターン。 また、タケノコに夢中になっているうちに森のクマさんと遭遇してしまい、ガオォ〜ッとヤラれてしまうのが、「事故」のよくあるパターン・・・かな。まあ、いずれにしてもダート目当ての林道ライダーにはさほど関係ねーし。 |
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その後、さらに下っていくと「加須美橋」を渡ります。加須美峠を越えて最初に現れる橋ですが、跨いでいるのは「徳志別川」源流の支流「タキノ沢」らしいです。
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橋上から左手に見下ろしたタキノ沢です。タキノ沢は函岳に源を発し、藪に覆われた箱岳の南東斜面を流れ下っていくささやかな沢で、眺めてみると上流側の橋の直下に小さな滝があって、じゃじゃ〜っと水が勢いよく流れ落ちていました。
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タキノ沢が流れ下っている斜面を見上げてみますが、猛烈な藪に覆われていて、そこに流れているはずのタキノ沢の流れが全く見えていません。たぶん沢登りなんてとても無理だと思います。遠目には緑の絨毯のように見えているのですけどね。
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現在地点の標高はおよそ530mくらい。標高729mの加須美峠から高低差199mを下ってきましたが、ダートは相変わらず砂利が深く、またつぶてが大きいのでかなりガタガタとした状態。美深町区間と比べると結構走りにくい状態だと思います。
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続いて「熊野橋」を渡りますが、跨いでいるのは徳志別川。この先、美深歌登大規模林道は道120に合流する終点まで、徳志別川伝いに下っていくことになりますが、先ほどのタキノ沢も含め、下るにつれて多くの支流の沢が合流してくるみたいです。 なお、地理院地図には橋の手前区間に支線ダートが分岐している記載がありましたが、通りがかった時には分岐は確認できなかったことから、支線ダートはとうの昔に廃道化して自然回帰しているのだと思われます。 |
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熊野橋から見下ろした滝っぽくて荒い渓相をみせる徳志別川の流れ。白く泡立つ流れが豪快でなかなか美しいですが、徳志別川はアイヌ語で「トクシュシ+ウン+ペツ」となり、日本語で「アメマスがたくさんいる川」という意味らしいです。ただし、この付近では林道が通っているので渓流魚の魚影は薄いんだって。
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おお、見てください! 熊野橋を渡ってジャリジャリなダートをさらに進んでいくと、左手の擁壁の至る所で清水が勢いよく流れ落ちていましたよ!
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じゃじゃ〜。雑草まみれの藪に覆われた擁壁の上部から垂れ流しで勢いよく流れ落ちていた清水。今朝方降った雨のせいもあるでしょうが、清水はかなり勢いよく流れ落ちており、そのため路肩に排水用の側溝が作られていました。しかし、水汲み場はどこにも設けられていませんでした。
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続いて現れたのは「岩魚橋」。渡っているのは先ほどと同じ徳志別川ですが、お約束なので橋上から流れを眺めておきますよ。
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岩魚橋から左手に眺めた徳志別川下流方向の眺めです。荒瀬となって川面が激しく白波立っていて見応えがありますが、この徳志別川は荒々しい渓相の川で、川筋の随所に滝巡りマニアが喜ぶような「滝」が無数にあるらしいです。
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おや、こんな所に落とし物がありました。といっても森のクマさんのブリブリな落とし物ではなくて、これはたぶん林道ライダーのもの。しかし、なんだろうこれ?
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ゴム手袋の入った雨具セットでした。この区間、ダートは砂利が大きくてガタガタなので、おそらく走行中に荷物から落ちてしまったのですなぁ・・・。 もちろん、他人様の落としたゴム手と雨具を盗んで着用する気はさらさらないので、これはその場にそっと置いておきました。ちなみに当方の場合は雨具を落としたことはありませんが、ガタガタな林道でネジが緩んでナンバープレートを落とした経験ならあります。林道出口で気付いて速攻で引き返して回収したけどね。 |
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そんなこんなで落とし物を発見しつつ、美深歌登大規模林道を枝幸町側の終点目指して進んでいきますが、やがて本格的に青空が現れてきました。つい先ほどまでは曇空だったというのに、これは快晴になりそうな予感! うふふ、雨を曇りに変え、さらには快晴へと変化させる当方の晴れ男っぷりが証明されてしまった瞬間だぜぇ!
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