ガソリン給油量 8.71L | 給油回数3回 | ガソリン代 1485円 | 総走行距離 242.0 km / ダート走行距離 20.8 km | トップへもどる |
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そしてこちらは土場跡から右カーブで登坂してさらに続く芽登川林道の続き区間。純白の真新しいバラストが敷き詰められたダートが白く光り輝き、まるで出来たてホヤホヤで延長開設されたばかりの区間みたいです。ひょっとしたら、どこかへと完抜けできるような気にもなって、なんだか思わせぶりな雰囲気でした。
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作業道分岐のある土場跡を振り返るとこんな感じ。木材搬出トラックのタイヤが路面をこねて、おそらく以前は一面の泥海状態だったと思われます。そこに大量の砂利を投入して路面補修したのでしょうが、土場全体の傾斜がキツくて撮影中にWRが自然後退で転倒しかけてかなり焦りました。
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土場跡を出発、右カーブで登坂していく純白の砂利ダートをエンジンにモノを言わせて一気に駆け登ります。すると路面は再びワダチダートに戻り、そのまま鬱蒼とした森の奥へと林道ライダーを誘うようにダートが延びていました。もちろん、誘いに乗って森の奥へとWR共々進んで行きますが、するとその先で・・・?
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こちらをガン見する野良エゾシカに遭遇! そういえば林道入口にシカ除けゲートが設置されていましたが、それにしても北海道の林道では本当に多くのエゾシカと遭遇するな〜。しかも、このエゾシカはなぜか強気。「ヴェニソン肉にしちゃうぞ!」と脅してみても逃げることなく、ここでガンの付け合いが発生したんだよな! というわけで林道で頻繁に現れるエゾシカ。足寄町では農作物への食害が問題になっているのですが、具体的には牧草、デントコーン、小麦、ビート、小豆の順に被害が大きいそうです。2019(令和元年)年は1600頭だった足寄町におけるエゾシカの捕獲計画数も、2021(令和3)年には2000頭に増えています。 なお、農家への食害はエゾシカだけではなくて、ビートやコーン類、家畜の配合飼料へのキタキツネの食害も問題になっているんだって。 |
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目立つ荒れや廃れはなかったですが、それでも前進するにつれて、「車両の通行が途絶えています」感がひしひしと伝わってくるような状況に変貌していく芽等川林道のダート。もはや道すがらに芽登川の流れは見えておらず、かなり心細い状態で右も左も鬱蒼とした樹林に囲まれた山中を進んで行きます。
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その後、今度は右折分岐を見かけましたが、しかし、見ての通りそこは草ボーボーで藪に埋没した廃道状態。注意していなければ見過ごしてしまいそうな分岐でしたが、ここはおそらく伐採現場へと至る作業道だったのだと思います。
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もうそこで作業は行われていないのか、伐採終了と同時にそのまま放棄され、廃れに廃れてしまった地理院地図にも記載されていない低規格な名無し系作業道分岐。僅かに道筋の痕跡が残されていて、いかにもアタック系が喜びそうな状況でしたが、普通の林道ライダーが気軽に立ち入れる状況ではなかったな。
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廃道化していた作業道分岐を左折して芽登川林道をさらに深部へと進んでいきますが、前進するにつれてダートは路面は著しく低規格化して状況が悪化。 気がつけばダートは作業道同然になっていましたが、でもピストンの末端区間ではよくあること。したがって芽登川林道が末端区間で作業道化していても驚きませんが、ここで撤退を決意した最大の要因は路面のビチャビチャな泥濘状態。もうこの先は見えているし、こんな場所でスリップ転倒したら目も当てれねーし。 |
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撤退を決意した地点にて。一応、その先にも道筋は続き、低規格化したダートが急勾配で斜面を登坂していましたが、おそらく「林道」としてはすでに終点を迎えており、その先は事実上の作業道。これ以上進んでみたところでリスクばかりが高まって得るものは少ないと思います。早々に今来た道を引き返すことにしておきました。
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うんしょ、うんしょ、うんしょ。なにせ反転するだけの幅員がないので、適当な地点でユッサユッサと前後に小刻みに揺すって切り返して向きを変えます。切り返し中に勢い余って路肩落ちしないかと心配する方もおられるかもしれませんが、しかし、経験上そのようなことは一度もないですなぁ。
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廃道化していた作業道分岐まで戻ってきました。もちろん廃道化した作業道は立ち寄ることなくパス。このままさらに芽登川林道のワダチダートを引き返します。
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行きがけに通りがかった芽登糠南林道の分岐まで引き返してきたらそこを左折。今度こそ芽登糠南林道経由で糠南ダムを目指します。そして芽登糠南林道入口にはゲートは設置されていたもののオープン状態であり、また、林道標もちゃんと設置されていたことは先ほど述べた通り。
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あ、そういえば芽登糠南林道入口にはこのような捨て看板も立っていたんだっけ。ただし、捨て看板はご覧の通りの有様。存在意義はすでに失われており、そこに記されていた記載内容も一切不明・・・。
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芽登糠南林道へと入線、鬱蒼とした森の中をしばらく進んでいくと土場が出現。路肩を拡張してただけの簡易な土場ではなくて、森を切り開いて開設された本格的な土場で、通りがかった時には大量の木材が集積されていました。
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入口から土場の敷地を覗いてみますが、おお、あるわあるわ! 枝打ちされて丸太にされたトドマツやアカエゾマツ材が山のように鬼積みされて、周囲に新鮮な木材の香りがプ〜ン漂っていました。ということは、運が悪いと平日などにはこれら木材を搬出する林業トラックと鉢合わせすることがあるやもしれません。
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木材が山積みであった土場を過ぎてなおも前進していくと、今度は緩い左カーブの途中で斜め左に分かれていく分岐が現れました。しかし、芽登糠南林道には途中で左折分岐する支線林道は存在しないはず。よって分岐は名無し系作業道だと判断しましたが、ここは路面状況からも右手側が本線だと判断がつきます。
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緩く右にカーブしていく芽登糠南林道から、カーブの内側に左折分岐していく名無し作業道系ダートですが、ワダチ部分が泥濘化していて路面状況は本線と比較して明らかに劣った状況。どうみても作業道の類にしか見えておらず、一目眺めただけで芽登糠南林道本線ではないことが知れてしまいます。
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おお、見事なまでにスカッと1本筋で伸びたクレバスです! まるで板チョコをパキッと真っ二つに割ったような美しい直線に感心しますが、深さは10〜20cmほどで規模的には大したことなかったです。大雨時の雨水で洗堀されたのでしょうが、しかし、なぜここまで美しく直線状態に?
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