早秋紅葉ざんまい林道探索 浜通り地方林道 編(2日目) 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2019.11.04 
浜通り地方林道編 [1] [2] [3] 
川村からいわき市に戻る形でR289号線を進むと、いわき市田人町旅人「水呑場」で右手に現れる四時川林道の入口です。途中、国道沿いに万年封鎖の井堀林道の起点がありますが、四時川林道はメジャーなのでここについてはもう説明する必要がないくらい知られていますね。また、常磐道「いわき勿来インター」側では紅葉も時期尚早でさっぱりでしたが、こちら側は紅葉前線の進み方が早いみたい。林道入口を覆って赤く色づいたモミジが出迎えてくれました。
→ 林道標を眺める!

四時川林道の紅葉
時川林道に入線すると、しばらくは山林内をうねうねと蛇行して進む舗装区間が続きます。いわゆる林道探索的には舗装区間なので味気ないですが、紅葉は四時川林道の最高所地点(標高707m)が位置するこの辺りが見頃だったかな。しかし、この先は四時川沿いに標高を下げ続けるコースが続くため、ここをピークに前進するほど紅葉は薄くなっていくことになります。
装区間をしばらく進んだ先、四時川との出合い地点からダート区間が開始します。しかし標高は林道最高所地点からすでに100m近くも下がってしまっています。その影響は大きくて、つい先ほどまでは道すがらに紅葉が見られたというのに、この辺りではさっぱり・・・。緑の葉が大半を占めて紅葉度はかなり薄い状況でした。

四時川林道の紅葉

オオイタヤメイゲツ

四時川林道の紅葉
中、これというほどの色づきも見られぬまま、標高を下げつつ四時川の渓流伝いに下って進んでいくと、やがて四時川林道中川支線の左折分岐が現れます。そしてこの場所ですが、紅葉には時期尚早と思われる時でもなぜかここだけ木々が黄色や赤色に紅葉しているのを過去に幾度となく目撃している地点であり、期待通り、分岐直前のコンクリ橋の傍で鮮やかな秋色に染まったカエデを眺めることができました!

シナノキ
なみに中川支線林道分岐を眺めるとこんな感じ。周囲の森に目を凝らすと、僅かに黄色く染まった黄葉がポツリポツリと見られましたが、支線林道方向のモミジの色づきはまだ時期尚早といったところ。なので、久日ぶりに訪れたというのに中川支線林道に立ち入る気はしなかったなぁ・・・。カエデの紅葉が見られたのは、分岐直前にあるコンクリ橋のたもとの、本当に限られた水際地点だけでした。
時川林道中川支線の分岐を後にして渓流沿いに進んでいきますが、集中豪雨の影響はがズルズルになった路面に現れていました。よく眺めてみると、水際の路肩が軽く崩壊している地点も・・・。これ以上進んでも道すがらに紅葉はほとんど望めませんが、林道の状況を確認する意味も込めてさらに前進してみます。
の後しばらくは何事もなく進めましたが、やがて土砂崩れ箇所が出現。林道沿いに位置するいわき市田人町旅人の「男犬平」まではまだ先が長いというのに、1箇所目の土砂崩れ地点が早くも現れてしまいました。
石防止の鉄製の防護ネットを突き破って路面を襲った土砂崩れ地点。モサっとした大量の土砂が厚く堆積していましたが、そこを乗り越えて進むオフバイクのタイヤ跡がすでに刻み込まれていました。しかし、ここは敢えてその先には進みません。なぜって、この先無数に現れるであろう障害地点をいくら頑張ってみても、絶対に通り抜けられないことは昨日すでに確認済みなので・・・。さらにこの先、紅葉的にもめぼしいものは期待できねーし。
→ 現場を眺める!
いうわけで、土砂崩れを越えて進むことはしないで、R289号線に退出すべく今来た道を引き返します。林道沿いの森の様子をあらためて眺めながら国道へとリターンしていきますが、やっぱり四時川林道の紅葉はまだ薄い模様。

マンサク
道左手に流れ下る四時川の渓流伝いに緩く登って進んでいきますが、今度は逆に標高が徐々に上がっていくので、木々の緑の枝葉の中に少しずつ紅葉の色づきが混ざってきます。でも赤い紅葉ではなくて、黄色い黄葉が大半を占めています。

アカシデ

アワブキ
きがけに通りがかった四時川林道中川支線の分岐地点を通過、その直後のコンクリ橋地点まで戻ってきました。黄色から赤への美しい絶妙な色づきは見飽きることがなく、行きがけに存分に眺めたはずなのにその場は立ち去り難く、後ろ髪を引かれる思いで次の林道に向かうべくR289号線に退出します。

ウリハダカエデ

ウリハダカエデ
わき市田人町旅人「水呑場」でR289号線に戻ったら、いわき勿来インター方向に少し進んで左折、今度は県380号線に入ります。標高730mほどの稜線付近を進んで朝日林道の起点を目指します。県道といっても名ばかりな狭い舗装区間が続きますが、途中、道すがらに眺めたカエデの紅葉がとても美しかった!

ハウチワカエデ
道から左手に下っていく朝日林道の分岐に到着しました。なぜか真っ二つにカチ割れた林道標と保安林看板記載の詳細な林道地図が設置されており、ここは過去に何度となく通りがかっている場所。とはいえ朝日林道は全線舗装なので滅多にやって来ませんが、雑木の森を進む朝日林道の紅葉具合はどんな感じかな〜。
→ 林道標を眺める!
→ 付近を調べる!
→ 付近を調べる!
の沢国有林の雑木の森を下って進む朝日林道。県道からの入口に位置する林道の最高所地点は標高741m。入線するといわき市田人町貝泊「井出」の終点までなだらかな下りコースが続きます。最終的には標高594mまで降りてしまうので、道すがらの木々の紅葉具合がちょっと心配です。

イタヤカエデ
寂さに包まれた秋の淋しい雑木の森を静かに下って進みますが、道すがらに見かける色づきは褐色系の褐葉と黄色の黄葉がメインだったかな。鮮やかな真紅がほとんど見られないので地味な紅葉の印象が漂います。
→ さらに紅葉探索を続ける!
→ 探索中止!
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