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その後、通りがかった登り坂区間です。本来ここは精進口登山道という「山道」なので不思議はありませんが、やがて道幅がぐっと険しく狭まってきます。状況を例えれば、それは林道の末端地点で見かける作業道のような感じでしょうか。
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路面は露出した溶岩でかなりガタガタな状態。道幅が狭いので、四輪の通行は身軽な軽トラが精一杯だと思われますが、まだ何事も大らかだった時代、いかほどのオフバイクがここを駆け登っていったことか。あぁ、自由だったあの頃に戻りてぇ・・・。
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溶岩の露出でガタガタな坂道を登りきると続いて下り坂が開始しますが、それと同時に路面状況は好転します。しかし、オフバイクではなくて「徒歩」で探索しているので、路面状況は大して問題になりませんが、地面は再び落ち葉で厚く覆われるので、落ち葉に隠れた溶岩には注意が必要。つまづいて足を挫かないようにね。
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その後も連続して緩い下り坂が続きますが、やがて青木ヶ原樹海を横断するR139〜県71のルート上で最も道筋が分かり難い区間に差しかかります。そこは分岐っぽく見えていたり、どこが道筋なのか紛らわしくて道筋も不明瞭ですが、落ち葉に厚く覆われた道筋を確認しながらゆっくり進めばたぶん大丈夫。 しかし、それは明るい日中に限った話。夕闇迫る日暮れ時とか夜間は道筋を外れて思いもよらぬ方向に外れてしまう可能性がかなり大きいと思います。ちなみに画像のこの地点は分岐のようにも見えていますが、道筋は左に下って続いています。 |
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樹海横断ダートの右手、いかにも歩きやすそうに見えている丘の斜面です。道を外れても簡単に下って進めてしまいますが、ある程度進んでしまうと、周囲の似たような森の景色に惑わされてしまい、元の道筋がどこにあるのか分からなくなりそうな場所。ゴツゴツの溶岩や緑のコケもないので樹海っぽく見えていませんけどね。
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これも樹海ダート沿いで見かける景色。地を這う樹木の根や倒木もほとんど見られず、簡単に森の奥へと立ち入っていけます。しかし、どこを眺めても同じような景色が展開しているので方向感覚を失いやすく、いったん道筋を見失ってしまったら針山のように林立する樹木が邪魔となり、そう簡単には見つけられないと思います。
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だってほら、これが道筋なのですが、こんな感じでどこが道筋であるのかとてもあやふやな状況です。しかし、それでも注意深く歩いていれば道を外れることもなく、道筋に沿って正しく進んでいくと、やがてその先に案内板が現れます。
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この付近で許可なく林内や草地などに車両・バイク等を乗り入れることは、 自然公園法により禁止されています。 動物や植物を大切にし、みんなで自然環境を守りましょう。 山梨県 |
設置されていたのは案内板ではなくて樹海への乗り入れ禁止看板でしたが、このような看板が立っていることからも、かつてユルかった頃は、青木ヶ原樹海ダートにエンジン付きで立ち入れてしまったことが分かりますね。もちろん今はダメっすけど・・・。
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乗り入れ禁止看板設置地点を過ぎて樹海の中に延びる緩い下り坂を下っていきますが、ここまで来ると森の奥から県道を走るトラックの走行音が時たま聞こえてくるので、そろそろ県71への出口が近いことが分かります。
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おお、やったぜぇ! 地面に厚く積もった落ち葉をザクザク踏みながら進んでいくと、やがて前方に白いガードレールが見えてきますが、あれって県71? うふふ、どうやら迷うことなく青木ヶ原樹海を無事横断できたみたいです!
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そしてついにたどり着いた県71への出口。ガードレールの切れ目から道路に出られるみたいですが、精進湖民宿村の入口から県道まで5.2キロ。ついに迷いの森と恐れられる青木ヶ原樹海を横断した瞬間ですが、所要時間は1時間30分くらいだったかな。
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突き当たった県71の右折側は富士河口湖町「富士ヶ嶺」方向で、ガードレールの切れ目地点が精進口登山道の青木ヶ原樹海を横断するR139〜県71区間の出口です。 なお、樹海横断ルートへのアプローチはこちら側からでも構いませんが、県道には路線バスが走っていません。なので大金払ってタクシーを利用するか、道端にバイクを止めて探索することになるので、やはりバス停があるR139側からが断然おすすめ。 |
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その先で鳴沢村のR139に突き当たる県71の左方向です。やがて突き当たる国道を左折すると森の駅風穴があり、そのまま進めば精進湖民宿村に戻ることができます。 なお、前方に白いバンが見えていますが、あれは県71を跨いで富士山5合目へとさらに続く精進口登山道を登っていく登山者の送迎車。登山装備のオッサンとオバハンを5、6人見かけましたが、やはり青木ヶ原樹海を横断するR139〜県71区間を省いて、ここから富士山へと登っていくみたいです。 |
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ちなみにこれが県71を跨いだ先に続く精進口登山道の続き区間の入口。その先には「富士風穴」や「本栖風穴」、「大室風穴」があるので、富士山を目指す登山者以外にも風穴目当てのハイカーの姿もたまに見かけます。 こちらに進むと青木ヶ原樹海から逸脱していくので立ち入りませんが、やはりここから富士山や風穴を訪れる人はそれなりにいますが、県道を挟んだ反対方向、樹海を横断して精進湖方面に向かう人はほとんどないみたいです。今朝、宿を出発するさいにも女将さんから「樹海を横断する人は珍しい」と言われたし・・・。 |
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無事に県71にたどり着いたら再び青木ヶ原樹海を横断して精進湖民宿村ヘと引き返します。県道の路肩のガードレールの切れ目から再び精進口登山道に入りますが、入口は石段になっているので車両での侵入は難しいと思います。来る途中で見かけた「この先車両の通り抜けできません」というのはそのためなんですね。 厳密にはオフバイクならば石段を駆け下って立ち入れますが、しかし、一度立ち入ってしまってから石段を登って県道に出るのはかなり難しいかと。したがって、ここから密かに青木ヶ原の樹海ダートに立ち入ってやろうだなんて企てないようにね。 |
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県71の出口に設置されている道標です。「↓富士スバルライン五合目 精進湖→」と記されていますが、県道を挟んだ反対側にさらに続くのが富士スバルラインの5合目方向で、これから引き返していくのが精進湖方向。また、道標をよく眺めるとに「精進口登山道」と記されているのが確認できます。
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県道から再び樹海横断ダートに入ると、すぐに「自動車・バイク等乗入れ規制地区」と記された標識が現れます。この標識からも、以前は精進湖側からオフバイクで密かにこの樹海ダートの立ち入れたことが分かりますなぁ。
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帰りは樹海の緩い斜面を登っていきますが、樹海ダートは行きがけの下りよりも、登りの方が不明瞭で紛らわしくなっているので注意が必要。ここでは行く手がY字分岐のように見えていますが、実は右側に道筋はなくて左に曲がって進むのが正解。厚く堆積した落ち葉などで道筋がとても紛らわしくなっているんだよな〜。 また、登山道はこの辺りでは雨天時や雨天直後にはかなり酷いヌタ場が発生します。過去には樹海ダートに立ち入ったバイクが泥にハマって身動き取れなくなり、途方に暮れたライダーが精進湖民宿村まで助けを求めに来たこともあったそうです。 その時はもう日暮れだったので、民宿に一泊して翌日になんとか脱出できたみたいですが、そのバイクというのがオンバイクだったそうです。バリバリなオフライダーではなくて、普通のライダーがツーリングがてらに樹海の奥まで立ち入れてしまったおおらかな時代もあったんですね。あぁ、フリーダムだったあの頃に戻りてえなぁ! |
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行きがけに見かけた乗り入れ禁止看板。うむ、こいつが現れたということはルートに間違いはないようだな。落ち葉まみれの登山道をさらに緩く登って進みます。
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そして県71からR139へと向かう帰りがけのコースで最も道筋が紛らわしかったのがこの地点でしたが、どこに道筋があるのか分かります? 正解は画像中央左寄りに生えているツガの木の左脇で少し窪地となった地点。パッと見すると画像右手の方に道が続いているように見えていますが、そちらに道はないので要注意。ぼんやり歩いていると道筋を外れてあらぬ方向に進んでしまいます。 |
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青木ヶ原樹海の中に連なる丘の斜面をあるていど登っていくと、登山道はその後は下り坂に転じます。坂道の傾斜は緩いのであまり高低差を感じませんが、県71への出口地点の標高が1101mで、精進湖民宿村にある樹海入口は918mなので、それでも今回の探索ルートでは高低差183mを登り下りすることになります。
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これも行きがけに見かけた道標。道筋を誤ることなく順調に引き返していることが確認できますが、しかし、誰ともすれ違わないな〜。これまでのところ青木ヶ原樹海横断ルート上で見かけた人の姿はゼロ。誰とも出会っていませんよ。
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オーマイガッ! だからどこが道筋だかよくわかんねーって! 行く手が2手に分かれているようにも見えていますが、ここは右手方向が樹海横断ルートの道筋です。
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辺り一面、落葉広葉樹に覆われて樹海っぽくありませんが、所々で溶岩が小山のように盛り上がって露出しているのを見かけると、やはりここが大昔の噴火で流出した溶岩でできた場所だということが分かります。溶岩の上にも樹木が頑張って生えていますが、それってなんだか「盆栽」を超巨大化したみたい。
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あわわ・・・っ! こんなところにも予期せぬ「樹海の落とし物」が・・・。 → 近づいて確認する! |
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