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してやったり! やって来たのは弘前12時40分発の深浦行き普通2828D。かつて高校時代に鉄研合宿旅行で五能線に乗車した時は、もっと古くてくたびれたディーゼルカーだったような気がしますが、令和の現在はこんな新型車両になっていたのか。それはさておき、全国撮り鉄垂涎の真冬の日本海をゆく五能線を激写成功!
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ジョイント音も軽やかに軽快に駆け抜ける2両編成の「GV-E400系」。やはり冬の五能線は観光客や乗り鉄に人気があるようで、車内は乗客も多くて、線路脇でデジカメを構える当方の姿が車内からの注目の的になってしまいました。
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あっという間に目の前を駆け抜けて深浦方向に走り去ってしまった五能線普通列車。27分後には深浦折り返しの弘前行き2835Dとして戻ってきますが、ここで撮り鉄したのはたまたまのこと。さすがに待ってまで撮り鉄するつもりはねーし!
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雪の日本海を走る五能線を写真に収めたら前進再開。さらに北上して深浦町「轟木」付近を進んでいきますが、国道は積雪でセンターラインはもちろんのこと、どこが路肩かよく分からぬ状況でした。通常時でこんな感じなので、視界の悪い吹雪の時は路肩の吹き溜りとかに突っ込んで車が立ち往生しちゃうんだよな〜。
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深浦町轟木にて海に向かってなだらかに下っていく「夕陽海岸大橋」を通過中。津軽西海岸に位置し、およそ60kmに渡って続く深浦町の海岸線は、夕陽が美しいということで「夕陽海岸」と名付けられていますが、確かににここは目前に日本海がぐっと迫ったロケーションが素晴らしいです。
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ちなみに夕陽大橋の坂道を下り切った海辺にあるのがJR五能線の「轟木駅」。ホームのすぐ目の前は日本海であり、これはかつて林道探索の途中で訪れた時の一枚ですが、轟木駅はR101の旧道区間にあるので場所は間違えないようにね。
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その後、無人状態と言えるほどガラガラであったR101をひたすら進んでいきます。夏のツーリングで走ると、ヒャッハーと叫びたくなるほど爽快な区間ですが、真冬の今はどんよりとした重苦しい雪雲が垂れ込めています。
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現在時刻は午後3時半過ぎ。津軽西海岸の名所「千畳敷」を通りがかりましたが、このままのんびりペースで進んでいくと、目的地の五所川原に着く頃には暗くなってしまうため、今回は立ち寄ることなくそのまま通過します。そもそも小雪も降ってクソ寒く、とてもじゃないけど千畳敷見物どころじゃねーし。
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千畳敷を通過して鯵ヶ沢町に入ったら、暗くなる前に五所川原の町に到着すべく「鯵ヶ沢IC」から津軽自動車道に乗ります。
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ただし、開通しているのは「鯵ヶ沢道路」とも呼ばれる鯵ヶ沢IC(鯵ヶ沢町)〜「R101交差点(つがる市 / 旧小造町)」間の3.4kmだけ。将来的には東北道「浪岡IC」から鯵ヶ沢ICまで繋がるみたいですが、今のところR101交差点〜「つがる柏IC」間は未開通のままになっています。 高速区間は僅か3.4kmのみですが、それでも大きく蛇行するR101をシュートカットする形となるので、鯵ヶ沢から五所川原方面への移動時には時間短縮となり、また、津軽道は全線無料なので利用価値は大きいんだよな。ただし、無料の高速あるあるで、津軽道にはPAとSAが全く無い のが玉に傷。 |
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現在時刻は午後4時半過ぎ。やっと五所川原の市内に到着しましたが、市内に入るどこもかしこも雪だらけ! 今年はテレビで騒がれていたように、昨年よりも明らかに積雪量が多かったですが、同じ津軽エリアでも、先ほど通って来た西海岸は海に面しているため風が強くて雪はあまり積もりませんが、五所川原から青森にかけては雪は多いです。 |
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五所川原駅から東に1kmほど離れた五所川原市「松島町2丁目」にある今宵の宿「五所川原温泉ホテル」に無事到着! 五所川原には酸ヶ湯温泉のような全国的に有名な温泉はないけど、その代わり五所川原温泉を始めとして、音次郎温泉とか金太郎温泉、広田温泉、柏温泉、光風温泉、しゃこちゃん温泉などなど温泉だらけな場所だったりします。どこに泊まるか迷いましたが、今回は料金的にもお安い五所川原温泉ホテルにしたというわけ。 |
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うぅ、寒ぶい! 五所川原温泉ホテルに到着したら急いで玄関に向かいますが、夕方になって降り出した雪により、建物裏の駐車場から正面玄関までの僅かな移動で全身が雪まみれになっちゃいました。傘? 邪魔になるので持参していませんよ。
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ズラリとスリッパが並んだ五所川原温泉ホテルのロビーです。「おお、五所川原温泉は今日も盛況だな!」と思いましたが、受付の中居さんいわく、今日は宴会の予約が入っているだけで、宿泊者は当方を含めて僅か数人とのことでした。
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通された五所川原温泉ホテルの客室です。ホテルといっても和室メインの旅館ですが、客室はリノベされて建物の古さは感じられずとてもきれい。いつでもゴロンとねっ転がれるように布団もすでにスタンバイされていました。
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窓の障子を開けると、ホテルの駐車場と雪まみれの住宅地が見えていましたが、おお、外は雪がコンコンと降っているなぁ!
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リノベされたばかりの真新しい畳とピカピカな壁。客室には冷暖房エアコンが備わっていますが、それとは別に年代物の暖房機も残されていました。
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洗面所の脇にさりげなく置かれた昔懐かしい三洋電機の「冷蔵庫」。今でそこホテルを名乗っていますが、昭和の旅館ノスタルジーが感じられて嬉しくなっちゃいました。冷蔵庫の上には魔法瓶ではなくて電気ケトルが置かれています。
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ふぅ〜、熱い茶がうまいぜぇ。部屋で旅装を解いたらほうじ茶をすすって寛ぎますが、なぜかテレビは壁掛けになっていたな。
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客室には入浴セットが置かれていましたが、これは五所川原温泉ホテルが近所の銭湯を兼ねているため。浴場内にボディソープとシャンプーはありませんが、宿泊客にはちゃんと無料の入浴セットが用意されていました。
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一息入れたら早速温泉です。客室は2階にあるのでスリッパを履き、浴衣と入浴セットを持って階段を降りて浴場に向かいます。
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階段は1階の浴場に直結しており、その階段を降りていくと・・・。
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入浴券売機がありました。入浴料は大人450円、小学生170円、幼児80円でしたが、家族連れが一人一人購入する手間を省いて、大人2から4人までまとめ買いできるようになっているのが嬉しい設定ですね。
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銭湯を兼ねた浴場入口です。そのまんま銭湯ですが、2階の客室エリアからは直通階段で、ホテルのロビーからは扉で仕切られて通路で繋がっており、宿泊客はいつでも何回でも入浴可能。ちなみに銭湯としての入口は前方の自販機のすぐ右にあります。
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脱衣所の入口に掲げられている温泉分析所書です。源泉名は「松島温泉」。五所川原市松島町2丁目90で湧出する泉温56℃の「ナトリウム-塩化物泉(高張性弱アルカリ性高温泉)」温泉らしいです。
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番台ならぬ受付台。銭湯らしく、石鹸にシャンプーやリンス、髭剃りに歯ブラシが販売されていましたが、同時に五所川原商工会議所女性会が考案した創作郷土料理「ごしょ山宝汁(さんぽうじる / 1000円)」も売られていました。 ごしょ山宝汁は津軽地方で昔から食べられているキノコ汁をベースに、つくね芋の団子やキノコなど10種類以上の具材を入れたヘルシーな汁料理。五所川原市内ではそばやうどんを入れた「ごしょ山宝汁そば」や、「ごしょ山宝うどん」を提供する飲食店もあるので、食べてみたい方はそちらでどうぞ。 |
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宿泊客なので顔パスで脱衣所に入り、服を脱いでいざ五所川原温泉へ! 夕方なので近所の入浴客で混んでいたら嫌だな思いましたが、浴場には地元の方が2、3人入られているだけで混んではいなかったです。
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浴場内に一歩足を踏み入れると、温泉臭はほとんどしなかったものの、浴槽から立ち昇る湯煙がもうもう! 浴場内には細長いメインの浴槽と低温の浴槽、打たせ湯、それとサウナが併設されているので水風呂もありました。
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ふぅ〜、寒い津軽の冬は温泉に限るぜぇ。熱いナトリウム-塩化物泉の湯が全身に染み渡り、ぎゃーぎゃー騒ぐ子供もおらず、静かな至福の時が流れていきますが、五所川原温泉ホテルでは、新鮮な湧き立ての源泉を加温、加水、濾過、塩素消毒なしで源泉をかけ流しで丸々使用しているのが嬉しいな!
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