ガソリン給油量 10.18L | 給油回数3回 | ガソリン代 1800円 | 総走行距離 273.1km / ダート走行距離 98.1 km | トップへもどる |
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その後、川沿いに岸辺の森の中を進んで行くと、右折分岐している40点沢林道が現れました。40点沢林道はホロカビリベツ川支流の「下ホロカビリベツ川」伝いに遡っていくピストンくさい支線林道で、分岐からぱっと見すると、若干草深そうなダートが分岐直後にホロカビリベツ川を跨いで右岸森の奥へと向かっているのが見えています。
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分岐に設置されていた40点沢林道の木板タイプの林道標。延長距離は4572mと記されていますが、この林道は地理院地図にも道筋が記されており、地図に記されている道筋はの長さは3キロちょっと。というわけで、確かめたわけではないですが、実際には地図に記載された末端地点の先まで延びているくさいです。
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40点沢林道分岐を過ぎるとホロカビリベツ川の水際すれすれを進んで行きますが、ここは路肩が真新しいコンクリの護岸で固められていました。おそらく路肩崩落の復旧区間だと思われますが、そのためか路面にはつぶての大きな砂利がザクザクに補充されていて、おかげでちょっと走りにくかったかな。
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ダートはホロカビリベツ川の水際ぎりぎり地点を進んだかと思うと、少し離れて岸辺の森の中進んだりの繰り返しで延びています。道すがらに広がる森は深くて鬱蒼としていますが、でも本州の林道ではよくあるスギ一辺倒の植林の森ではないので、ダートを走っていても陰鬱な暗さは全く感じられません。
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林道沿いの森では所々で倒木が発生しているのを見かけました。でも倒木は幹がボキリと折れているのではなくて、なぜかどの樹木も根っこごと倒れています。ここでは倒木に寄りかかられてしまった隣の樹木も共倒れしていたし・・・。
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その後、「上幌加橋」、「冷泉橋」を渡って、ホロカビリベツ川に付かず離れずで気持ちの良い渓流コースを進んで行きます。ワダチダートの路面は走り心地も上々、きれいな渓の流れを眺めながら森林浴気分でのんびりとWRを走らせます。
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道すがらに路肩から眺めたホロカビリベツ川ですが、途中では名も無き小さな沢がいくつも合流してきますが、ここもそのような地点。 どちらが支流でどちらが本流なのか分かりませんでしたが、それにしても股の地点に取り残されたあの樹木がとても危なっかしいな。水際が徐々に侵食されているので、近い将来、根こそぎ倒れてしまうのは確実かと・・・。 |
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その後もホロカビリベツ川に沿ってひたすら進んで行きますが、次に現れたのが中の沢林道の右折分岐地点。うっすらと、それでいながら路面全体が夏草に覆われた状態のダートが分岐直後に右急カーブで急激に登坂していましたが、立ち入ったわけではないのでその先の状況は一切不明ですが、ここはおそらくピストンだと思います。
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分岐の傍に設置されている中の沢林道を示す林道標。人里遠く離れた深山地帯の草深い放置系ピストンでは幅員は記すだけヤボというもので、小さな木板の林道標には林道名と2400mの延長距離が記されているだけでした。
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はて、これは? 分岐の傍には林道標と共にこのような看板が設置されているのを見かけました。しかし、全身赤茶色のサビに覆われて記載文字は完全消滅。この通りすっかり正体不明看板に成り果てています。う〜ん、これって一体なんだろう?
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林道標発見! 中の沢林道分岐を過ぎ、「美喜橋」を渡ってさらにダートを進んでいくと、路肩の切り通しのような断崖が特徴的なこの地点に差しかかりますが、ここで路肩に林道標とおぼしき立て札を見かけました。おそらくそこには幌加美利別林道と記されているのだろうと思いつつ眺めてみると・・・?
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あちゃ〜、なんと文字が完全消滅していているじゃないですか! それでも顔を近づけて木板をようく眺めてみたところ、「本別営林署」の文字だけが辛うじて確認できましたが、そこに記されていたはずの林道名の判読はもはや不可能・・・。でもたぶん幌加美利別林道と記されていたのだろうと思います。
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林道入口からどれほど進んできたのかよく分かりませんが、続いて現れた支線林道は右折で分岐するシオテレケベツ林道でした。ホロカビリベツ川に合流する「ペンケチセンベツ川」伝いに遡っていくピストンだと思われますが、ここはゲートは設置されていないものの、行く手は夏草ボーボに陥っていたんだっけ。
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分岐に設置されている林道標ですが、そこに記されていたのは、いかにも北海道の林道っぽい「シオテレケベツ」というアイヌ語チックな意味不明の林道名。シオテレケベツがアイヌ語でなにを意味するのかについては全くわからねーし。
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シオテレケベツ林道分岐を過ぎた先で高圧送電線の下を通ります。斜めに横切っているのは「糠平発電所(右方向)」から「留辺蕊変電所(左方向)」とを結ぶ18万7000ボルトの北見幹線。高圧送電線鉄塔マニアが泣いて喜びそうな地点ですが、高圧送電線の下を通る地点は各地を林道探索しているとよく遭遇しますね。
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その後も順調にホロカビリベツ川伝いに進み、ここでは右岸の水際地点を前進中。川沿いに林道をガンガンに遡ってきたので、もろそろホロカビリベツ川の源流域に近いはずですが、川の流れは細まることもなくいたって水流豊かでした。
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そしてまたしても支線林道の分岐が現れますが、ここで右折しているのは幌加美利別支線林道。幌加美利別支線林道はおそらくピストンで、ゲートは設置されておらず自由通行状態でしたが、分岐直後から路面は草ボーボー状態に陥っていたのを確認。お気楽に立ち入れる状況ではないことを付け加えておきます。
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分岐に設置された幌加美利別支線林道を示す林道標。ここで分岐している林道が幌加美利別支線林道であることから、本線ダートが幌加美利別林道で間違いないことがこれによっても確認できます。
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幌加美利別支線林道分岐を過ぎると、ダートはホロカビリベツ川から離れてその支流沿いに遡り、源流域を越えて本格的な登り坂が連続する山岳区間が開始します。すると路面には所々で岩屑が散乱してガタガタ感が若干増してきますが、でも基本的には走りやすい状況がその後も続きます。
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現在地の標高はおよそ910m。国道からの林道入口地点の標高は390mほどなので、ここまで実に520mも登ってきたことになりますが、すると坂道を登りきった峠地点で現れるのが78林班林道の右折分岐です。デジカメ片手に立ち止まって進むべき方向を確認していると、後方より追いついてきた1台のオフバイクと出会いましたが、こんな山奥で同業者にであると、なんだか嬉しくなってしまいますね。 ちなみに分岐を左折すると78林班林道で「岩松峠(1028m)」を越え、78林班林道から岩松林道→鹿ノ子春日林道と乗り継ぐことで置戸町の道88もしくは道211へと抜けられます。しかし、分岐には某ツーリングマップルに記載されている岩松林道ではなくて、78林班林道の林道標が立っているので要注意! そしてもう一方の坂道を下っていく直進側ですが、そちらに進むと道88に退出できますが、この場所を境として林道名が幌加美利別林道からポン美利別林道に変わるみたいです。しかし、残念ながらそれを示す林道標は設置されていませんけどね。 |
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置戸町方向に進む右折方向に立っている78林班林道の林道標です。延長距離が2089mと記されているので、ここはピストンかと思ってしまいますが、実はそのまま岩松林道へと乗り継げたりします。北海道の林道ではこのようなトリッキーな表示が多いので、林道探索中に戸惑ってしまう場面も多いです。
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右折分岐している78林班林道の行く手の様子です。ゲートは設置されておらず自由通行状態ですが、やはりダートの草深さは否めない模様。こちらに進んで岩松林道、鹿ノ子春日林道経由で足寄町から置戸町に戻るか、分岐を直進してポン美林利別林道を進んで道88経由で置戸町に戻るべきかでしばし悩みます。
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ちなみに同業者の方は軽く会釈を交わした後、分岐を直進してポン美利別林道を駆け下っていきましたが、路面状況的には78林班林道よりもこちらの方がマトモ。一般道への通り抜けの確実性を求めるのならば、やはりこちらに進むべきかな。
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