ガソリン給油量 10.23L | 給油回数3回 | ガソリン代 1805円 | 総走行距離 258.1 km / ダート走行距離 58.2 km | トップへもどる |
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思っていた以上に延長距離が長くてその先の状況も分からぬまま、その後も幌内7の沢林道を進んでいきます。すると途中で路面は酷く土塊だち始めてしまい、それと同時に林業重機で行く手の塞がれた作業道の右折分岐が現れました。
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林業重機のキャタピラ跡と木材搬出トラックのタイヤ跡が激しく刻まれたダート。その後も立て続けに作業道分岐が現れますが、
オホーツクの森の中でも十字園から遠く離れた山奥ではガンガンに林業作業が行われている模様。土塊だった路面は雨天直後は泥の海と化していそうですが、いかにも林道っぽくて素敵!
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おぉ、こいつは荒々しくてなんともカッコいい林業シーンだぜぇ! ここも幌内7の沢林道から分岐している作業道の一つですが、夏休みで作業はお休みなのか、現場には誰もおらずしばらく眺め入ってしまいましたが、まさしく「ザ、作業道」ともいうべきホレボレとしてしまう光景だな〜。 急傾斜を駆け登る土塊だって波打つ作業道に留め置かれた林道重機はコマツ製のハーベスタですが、そのすぐ傍には燃料補給用のドラム缶が置かれているのにも注目! |
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幌内林道分岐地点からおよそ5.8キロ。作業道分岐が連続する区間を通り過ぎてなおもダートを進んでいくと、その先で右折分岐を発見しました! ここまでに現れたのは作業道分岐ばかりでまともな支線分岐がなかっただけに嬉しくなってしまい、急いで路肩の藪の中に設置されている道標に駆け寄ります。
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えぇ?! そこに記されていた林道名は「卯原内ダム林道」でしたが、しかし、こいつはなんだかおかしいな。卯原内ダム林道は確か緋牛内林道ダム湖の西岸を回り込んで緋牛内林道に繋がる林道のはず・・・。それがなぜここに繋がっている?! というわけで、もうすっかりチンプンカンプンですが、ここは道標に注目! そこには卯原内ダム林道「入口」と記されているんですね。つまりこの道標は、右折分岐は卯原内ダム林道ではなくて、卯原内ダム林道方向へと向かう、幌内7の沢林道〜卯原内ダム林道間の名無し系連絡林道(マップではA)であることを示しています。 |
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幌内7の沢林道から右折分岐で卯原内ダム林道へと向かっている連絡ダートの様子です。卯原内ダム林道に連絡しているので林道標には「入口」と記されているのですが、まあ、ここはかなり紛らわしいですね。 ちなみに連絡ダートの延長距離はおよそ1.8キロ。こちらに進めば再び卯原内ダムに戻れますが、行く手は脇に隙間の無いチェーンゲートでなぜか封鎖中。しかし、卯原内ダムに戻っても仕方ないので、そもそも立ち入るつもりはねーし! |
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卯原内ダムへの連絡ダートの分岐は直進。なおも1本道状態でひたすら続くダートを進んでいきますが、途中では新たに作業道開設でもしているのか、パワーショベルとダンプカーの留め置かれた地点も通りがかりました。しかし、作業員の姿はどこにも見当たらず、ここも今日の工事はお休みらしかったなぁ。
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路面に激しく刻まれた林道重機のキャタピラ跡。林道重機の搬入ルートは一般道からなので、それによってもこのまま進めば必ず一般道退出が可能だと確信しますが、この時点ではまだダートが幌内7の沢林道という林道名は確認できていません。 そして幌内林道分岐から8キロ以上進んできたというのに、まだどこにも抜けられていないという状況はかなりの不安感を煽られますが、さすが北海道の林道です。 本州の林道と同じ感覚で林道を進んでいると、とてつもなくダートが長く感じられてしまい、色々と不安感は大きいですが、しかし、その分だけ「探索しています」感がひしひしと強く感じられて、林道走行も本州の林道以上に楽しいんだよな! |
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気がついたらダート沿いにいつの間にちょろちょろとした沢が流れていました。おそらくこれは「トコロ幌内川」の支流で、林道名由来の「幌内7の沢」の細やかな流れに違いありませんが、ダートはこの流れに沿って下っていきます。沢の水は清冽ですが、さすがにこのような小さな沢にまではサケも遡上して来ないとみた!
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左折分岐発見! 卯原内ダム林道への連絡ダート分岐を直進して、能取湖の西方に広がる「常呂丘陵」と呼ばれる山中の森のまっただ中を進み、やがて下りに転じたダートを4キロほど進むと、今度は左からダートが合流してくる地点に到達。
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そして分岐の股の地点にこのようなボロい丸太に打ち付けられた簡素な林道標が! そこには「幌内7の沢線」とだけ記されており、開設年月日や幅員の広さ、そして延長距離などの林道データは一切未記載でしたが、えへへ、これによってここまでのダートが幌内7の沢林道であることが判明したんだよな!
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分岐地点を振り返ると状況がよく分かりますが、キャタピラ跡が鮮明に刻み付けられている左方向が今進んできた幌内7の沢林道。そして手前から右方向は分岐元であり本線になっている幌内林道で、迂回ルートになっている幌内7の沢林道はここで幌内林道に合流して終点となっています。 ただし、ここに幌内林道を示す林道標は設置されておらず、探索時には合流してくるのが本線である幌内林道とは露知らず、訳の分からぬまま先に進むしかなかったです。というわけで幌内7の沢林道ここで終わりですが、なんやかんやで延長距離は9.9キロもあってダートを愛する林道ライダー的には大満足っす! |
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お願い | ||
この先、立木伐採等の作業中につき車両は一旦停止し、 安全を確認のうえ通行をお願いします。 |
というわけで幌内7の沢林道から再び幌内林道へと復帰。これより後はトコロ幌内川伝いに一般道退出を目指して下って行きますが、ダート区間はまだまだ続きます。そしてそんな時に現れたのがこの立て看板。一瞬、通行止め看板かと思い「やべぇ!」と焦りましたが、あはは、「一旦停止」くらいならお安い御用だぜぇ。
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幌内林道に入り、鬱蒼とした森の中を流れるトコロ幌内川伝いの渓流区間を順調に進んで行きますが、路面に刻まれた林道重機のキャタピラ跡は途切れることなく続いています。林道重機が林道を自走した跡ですが、林道重機は時速10キロ以下の超低速でノロノロと走行するので、現場までの所要時間も結構かかりそうですね。
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道すがらに眺めてみたトコロ幌内川の流れ。路肩に立ち止まってさらさらと流れる水面を眺めてみますが、岸辺には鬱陶しいアブもおらず、なかなか涼しげでした。昔はサクラマスが遡上していたらしいですが、今はどうなのかな〜。
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おぉ、あるわ、あるわ! まるで林道重機の見本市であるかのように、路肩に油ぎった無骨なフォワーダやグラップルが留め置かれているのを目撃! すぐ先には搬出を待つ木材が山積みされていましたが、林道感抜群な光景を目にして嬉しくなってしまいましたが、それにしてもこの辺りは林業活動がかなり盛んなようです。
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その後、林道沿いに現れた土場。土場というよりも、まるで貯木場のような広大な敷地にはこれでもかと木材が山積みされていましたが、これならば「トラック輸送をやめて森林鉄道を復活させてもいいんじゃねー」と思うほどの凄まじい量です!
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うわっ・・・! 幌内林道本線ダートからは所々に作業道分岐が存在していましたが、ここは難度がちと高そう! 本線探索中に見かけたとある作業道の入口ですが、ヌタヌタに土塊だった軟泥状態のダートがすり鉢状態となった水辺へと急傾斜で駆け下り、そのままトコロ幌内川を直渡りで渡河しているのを発見! そこは泥好きな変態オフライダーの専用道と化していましたが、後先考えずに立ち入ろうものならスタック地獄で酷い目に会うのは確実。運良く無事に対岸へと渡れたとしても、その直後に開始する泥濘の鬼坂で身動き取れなくなるのは必須かと・・・。たぶんここはキャタピラ付きでないとまともに進めないと思われます。 |
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道すがらに連続して現れる土場を眺めながら進んでいくと、やがて路面は土塊だった状態から固く踏み締められて落ち着いた状態へと好転。するとそこでゆったりと流れるトコロ幌内川を左岸に渡る「幌内橋」を渡ります。 なお、地理院地図には、幌内橋から840mほど進んだ地点で左折分岐していく延長距離1.7kmほどのピストンになっている幌内2の沢林道の道筋が記されているのですが、探索時にはなぜか分岐の存在に全く気がつかなかったです。 もちろん、分岐を見落としただけの可能性も否定できませんが、なんでも幌内2の沢林道は数年前に自然災害によって林道は滅茶苦茶になってしまったらしいです。そのため分岐は藪に埋もれて分岐がどこにあるのか分からなっていた模様。公式に廃道化されていませんが、実際には廃道化しているみたいだな・・・。 |
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探索時には気がつかなかった幌内2の沢林道分岐を過ぎてさらに幌内林道を進んでいきます。道すがらには太古の原始林を思わせる鬱蒼とした森がどこまでも続き、そんな森の中をゆったりとトコロ幌内川のせせらぎが流れていましたが、ここはすれ違う車もなくて誰もいない静寂さに包まれた雰囲気が最高!
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そんなこんなで幌内林道を進むことおよそ3.4キロ、やがて左折分岐が現れますが、ここが幌内林道の終点になっています。林道標や道標の類は設置されていないのでそうと分かりにくいですが、実は前方から左手が「忠福林道(常呂部内)」になっていて、そこに幌内林道が合流する形になっているんですね。
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切り返す形で左折している忠福林道(常呂部内)の様子です。固く締まって走り心地の良さそうなワダチダートが森の奥へと延びていて、分岐直後に設置されている林道ゲートも嬉しいことにオープンされていて自由通行状態になっていました。 そんな忠福林道(常呂部内)ですが、先述した通り、忠福林道(端野部内)とセットになってこの辺りでは基幹的存在になっているダート林道で、能取湖と常呂川に挟まれた常呂丘陵の森に分け入り、北見市常呂町福山〜北見市「端野町忠志」間18.1キロを結ぶロングダートの完抜けルートになっています。 ちなみに幌内林道は忠福林道(常呂部内)の迂回ルートになっているので、左折して忠福林道(常呂部内)を進んでもおよそ8.3キロ先で幌内林道が合流してきます。結局はどちらに進んでもたどり着く先は一緒だったりするのですが、初めてやって来ると、なかなかそこまでは分かりません。 |
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忠福林道(常呂部内)に乗り継いでなおも続くダートを進んでいくと、やがて林道は森から抜け出して道すがらに牧草地や畑が連なってきます。路面は相変わらず未舗装ですが、農道チックな雰囲気が漂って林道臭が感じられなくなってきます。
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林道臭が薄れたことで一般道退出は近いと睨み、ラストスパートで砂埃っぽい忠福林道(常呂部内)のダートをエンジン音も軽やかにバババと駆け抜けていくと、途中でダート沿いに「常呂さけ・ますふ化場」を見かけました。 常呂川でサクラマスを捕獲採卵し、それをトコロ幌内川のきれいな水と地下水を使って飼育する孵化場ですが、本州の林道沿いで見かける孵化場や養殖場はたいていイワナを飼育しているのに、ここではサクラマスというのが北海道らしいやね。 |
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常呂さけ・ますふ化場を通り過ぎるとダート終了地点はもう目と鼻の先。ほどなく常呂町福山地区に到着し、そこで舗装市道に突き当たって忠福林道は終点となりました。しらかば十字園からここまでダートおよそ19キロ! 途中の具体的なルートや林道名もろくに分からぬ状況でカンを頼り適当に進み、もくろみ通り一般道退出を果たした瞬間ですが、その一部とはいえ、卯原内ダムをスタート地点として能取丘陵に展開する迷宮じみたダート林道群を乗り継いで存分に走りまくった充実感は大きく、この時点でかなりの満腹感を得ることができました! |
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忠福林道(常呂部内)の終点の一般道退出地点を振り返るとこんな感じ。林道標は設置されておらず、そこには木材会社の土場というか現場入口を示す看板が2つ立っていただけで、林道っぽくもなくパッと眺めただけでは、1日ではとても探索しきれない広大な林道網がその先に展開しているだなんてとても想像できねーな。 なお、こちら側からアプローチする場合は目印となるものがないので、まずは先ほど見かけた常呂さけ・ますふ化場を目標としてやって来ればいいと思います。 |
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というわけで、本日の主たる攻撃目標であった林道群の探索はこれで終了。常呂町福山で一般道に突き当たったら右折して道7へと進み、北見市「常呂町常呂」でR238に入って国道伝いに網走市の市街地を目指します。 そして本日は網走湖畔温泉郷に宿を取ってあるので、網走の市街地に到着したら、そこから女満別方面に少し離れた網走湖に向かいますよっと。 |
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