宿泊者以外でも利用できる大浴場 |
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大浴場の入口ですが、スリッパがいっぱいですね。夕方の時間帯は外出から戻った宿泊客が、さっそく一日の汗を流しにお風呂に向かうようで混み合っていました。入浴時間は17:00から22:00。宿泊者以外でも500円で入れるそうです。 ちなみに大浴場は温泉ではないです。ホテル快楽から1キロほどの海岸に温泉施設「ふるさとの湯(500円)」があるので、温泉に行く人も多いみたいです。バイクならあっという間に往復できますが、面倒臭いので夜は宿の大浴場を利用しておきました。 |
ホテル海楽のノーマルな夕食メニュー(ビール[600円]は別注文) |
大浴場で旅の汗を流したらお待ちかねの夕食です。1階の食堂に向かうとテーブルに用意されていました。先付けとキンメの切り身の煮付け、お刺身、魚のフライ、ビーフのカルパッチョ、潮汁が並びますが、海に囲まれた島の宿らしい魚中心の献立ですね。 夕食は宿のホームページでガンガンに海の幸満載なボリュームをアピールしていたのでかなり期待していましたが、それは特別料理プランのことだったかな。もっと地の料理を堪能するには別料理を注文する必要がありそうですが、まずはお約束で生ビール! |
キンメの煮付けは頭の部分がすこぶる美味しいのになぁ・・・ |
三宅島の宿では定番中の定番で絶対に外せないキンメの煮付け。一匹丸ごと出るかなと思いましたが、それはちと甘かった! 食べやすさを考慮してではなくて、宿泊客が多いから大きな魚を仕入れて切り身にしたのでしょう。煮付けはなんといっても頭の部分が美味しいのに、切り身であったのがちと残念だったかな。 ちなみにキンメの煮付けは、宿や食堂で丸ごと一匹出されると豪勢に見えますが、それってたいていは「お皿に乗り切る=サイズが小さい=市場価値が低い」という図式だったりもします。「キンメ1匹丸ごとでこのお値段は安い!」と思ってしまうことが多いのですが、実はそうではなくて、物事にはなんでも裏の理由があるものですよ。 |
とても美味しかったカツオとマグロの新鮮なお刺身! |
お刺身はカツオとマグロでした。獲れたての新鮮なやつの厚切りでこれはとても美味しかったな! マグロといえば高級魚として津軽海峡の大間マグロがテレビでよく紹介されますが、三宅島周辺でも年間を通じてキハダマグロとクロマグロが漁獲されており、島の代表的な魚になっています。
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クサヤは苦手でもフライなら誰でもイケる美味しさのムロアジ |
魚のフライです。さすがにメモまでは取っていないので忘れちゃいましたが、これはムロアジだったかような気がします。クサヤの材料で知られる魚です。 ムロアジは干物や節に加工されることが多くて、鮮魚として出回るのは産地周辺がほとんどです。味がとても美味しいので、三宅島に限らず伊豆諸島を訪れたら是非とも食べておきたい魚の一つです。そういえば東海汽船竹芝桟橋のアンテナショップ「東京愛らんど」にもムロアジメンチバーガー(650円)がありますね。 |
魚ではなくビーフのカルパッチョ |
これはビーフのカルパッチョ。水菜と大根、玉ネギが添えられてソースがかけられています。三宅島でも以前は牛の飼育が盛んでしたが、平成12(2000)年の噴火で今はそれも途絶えています。これが「三宅島牛だったら」とも思いますが、仕方ないな。
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3連小鉢にちょこんと盛られた先付け |
マカロニサラダとサクラ漬、カボチャの煮付けの先付け3種。これはこれでちょこっとつまむには美味しいけど、やっつけ的な有りあわせ感がないでもない・・・。
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キンメの良い出汁が出ていた潮汁 |
汁物はキンメのアラの潮汁でした。これは良いダシが出ていて美味しかったですよ。骨についている身までしゃぶって食べちゃいましたが、潮汁は冷めると魚の臭みが出てくるので、出されたら冷めないうちに真っ先にいただくに限ります!
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ともかくまずは白いごはん |
白いごはんです。まずはこれをお腹に詰め込んでからおかずに手をつけ始めて、最後にまだ物足りなかったら、さらに白いごはんをお代わりをします。でもたいていは、2杯目をお代わりする前にお腹いっぱいになっちゃいますなぁ。
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ここは三宅島酒造のやつで決まりでしょう! |
うほ! あるな! ホテル海楽のお酒メニューですが、最初に目が向くのはやはり焼酎ですね。チョイスしたのは「雄山一」と「喜島三宅」ですが、さすがに海路三宅島までやって来てどこにでもある定番的なやつには目もくれないんだぜぇ! さすがにボトルは飲みきれないのでグラスのロックを注文しますが、お値段はどちらも1杯500円。ちなみに島内の他の宿でも島焼酎1杯は同じお値段で500円でした。 |
一度食べるとほろ苦い味がやみつきになるアシタバ |
お、きたきた! 別注文で頼んだ「アシタバの天プラ」です。揚げたてのサクサク感と口中にじわっと広がるほろ苦さがとっても美味! ホテル海楽に泊まったならば、これはおすすめです。島内では道端でもよく見かけるアシタバですが、実際には宿で食べるくらいしか、食べる機会ってないんだよなぁ。お値段は・・・忘れちゃいました。
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獲れたてを一夜干しにしたキンキの干物はぜひ味わって! |
うひょ〜、きましたよ! これも別注文で頼んだ「キンキの一夜干し」です! なんでも宿では自前の漁船で獲ってくるそうで、大きさも十分。三宅島酒造の焼酎をちびりちびりと舐めながら焼きたて食べると、それはもう神的な旨さだったな!
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こういう醤油もありました |
キンキの一夜干しを頼んだら、こんなものが一緒にきました。干物なので醤油をかけて食べますが、これは三宅島産の唐辛子が配合された醤油。なんかとても辛そうなので、これは好みでかければいいと思います。もちろん普通の醤油もありますよ。
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三宅島酒造「雄山一(おやまいち)」は500円 |
別注文のアシタバの天プラとキンキの一夜干しにあわせて頼んだ三宅島酒造の焼酎「雄山一」。度数25度の米麹の麦焼酎です。水割りやお湯割にはせず、ロックで味わいながらいただきますが、やっぱり三宅島の宿の晩酌に島焼酎は外せねーし!
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三宅島酒造「喜島三宅(きとうみやけ)」も500円 |
焼酎のお代わりは、これも三宅島酒造の「喜島三宅島」。まろやかな味わいでグラスが進んでしまい、料理どころじゃなかったかな。楽しかった本日の島内探索を思い返しながら、テレビを眺めつつゆっくりと夕食をいただきますが、全部食べ終わった頃には他の宿泊客は誰もいなくなってしまい、食堂に残っていたのは自分一人だけでした。
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三宅島で買った和歌山県の地酒カップ酒(390円) |
和歌山県海南市の名手酒造の「純米酒 黒牛」です。焼酎だけでは物足りなくて島の商店でこっそり買っておいたカップ酒で、「なにゆえ三宅島で和歌山のお酒?」と思ってしまいますが、それはたまたま売られていたからです。
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ぐっすり眠った翌朝は快晴状態! |
おはようございます! 晩酌でほろ酔い気分になった食後は部屋でゴロゴロしていたらすぐに眠くなってしまい、そのまま朝までぐっすり快眠した翌朝は快晴でした。これで本日の島内探索も心ゆくまで楽しめるというものですね! 朝食まで時間があったので宿のサンダルで外に出て近所をぶらついてみることにします。
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洋上に浮かぶ子安根、エビ根、大根がよく見えた朝の阿古漁港 |
早朝の海風も心地よく、宿からぶらぶらと錆ヶ浜港に歩いていきます。それにしても終日小雨と曇りだった昨日とは打って変わった晴れっぷりはどうしたことか! 隣接する阿古漁港からは、「子安根」「エビ根」「大根」の3つの岩礁からなり、港の西南西沖合9キロに浮かぶ三本嶽と呼ばれる大野原島がくっきりと見えていました。
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