宿泊「ホテル海楽」編
  三宅島の宿 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
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錆ヶ浜港から最も近い宿のホテル海楽

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 [3]宿泊「ホテル海楽」編
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三宅島滞在2日目、その日の行動を終えてやって来たのは阿古にあるホテル海楽です。東海汽船の貨客船が寄航する錆ヶ浜港から徒歩4分の場所にあって港のすぐそばという立地なので、船が早朝に到着する初日や、滞在最終日に宿泊するにはちょうどいい宿だと思います。ちなみに昼は食堂がレストランとして営業しています。

入口正面の敷地に並ぶ大量の車に少し異様な感じもしますが、これはホテル海楽のレンタカー。三宅島では宿で車屋スクーター、自転車をレンタルスする宿も多いので、レンタル業者に問い合わせる前に、まずは宿泊する宿にレンタルの有無を聞いてみるいのが手っ取り早いかな。ちなみにホテル快楽の敷地の隅には目立たないですが、多角経営というやつで、宿経営のパチンコ店が併設されていたりもします。






釣りとダイビング用の機材置き場くさい小屋

そういえば敷地内には「海楽FG」の文字が掲げられた小屋がありました。中には釣りとダイビング関係の道具が置かれていたような気がしますが、宿では釣りとダイビング客に力を入れているようで、この小屋はそれに関係したものらしいな。ちなみにFGとは「KAIRAKU FISHING FAN GROUP」の略だと思われます。






宿のレンタルバイクはスクータータイプだけ

小屋の隣が宿で貸し出すスクーター置き場になっていたので、WRはそこに止めさせてもらいます。そしてすぐ脇に大量に置かれたボンベはダイビング用。ビールのサーバー用の生樽かと思ってしまいましたが、さすがに数が大量過ぎるので違うな。






宿の敷地にはこれでもかとレンタル用の車が!

これでもかと敷地に止められていたレンタル用の車。釣り客やダイビング客用のワゴンから軽まで色々あるようですが、共通しているのはどれもそれなりに年季の入った車だということ。島では車の傷やヘコみなんて気にしないんだぜぇ!






白いボックスが左右に並ぶホテル海楽の正面入口

ホテル海楽の正面入口。どんなお宿なのかワクワクする瞬間ですが、奥行きのある玄関にはなにやら大きな白いボックスが並んでいます。






白いボックスは販売用の釣りエサの冷蔵庫でした

宿の食材でも保存しているのかと思ったのですが、白いボックスには「オキアミコマセ3キロブロック1100円」と記されてた紙が貼られており、これは釣りエサ用の冷蔵庫でした。釣りで来島する人も多く、それだけ需要が大きいということか。






呼び鈴で呼び出す方式のホテル海楽さんのフロント

ホテル海楽のフロントです。建物の1階はフロントを中心として、左手には日中はレストランとして営業する食堂があり、左に進むと大浴場があるみたい。客室は階段を登った上の階にありますが、ロビーにはカップラーメンやお酒の自販機も置かれていて、正面には売店コーナーがありました。






釣り系アイテムに特化した売店コーナー

うわ、あるわあるわ。そこには物凄い数の釣り系アイテムが! 三宅島のお土産が並んでいるのかと思いきや、そこは釣りショップそのものでした。というか、もともと釣具店としてスペースを設けたみたいです。竿やエサを持参せず手ぶらで来島しても釣りが楽しめるということですね。宿では竿のレンタルもやっているそうですよ。

なお、これとは別に普通のお土産コーナーもあったような気がしますが、釣具店に気を取られて眺めてみるのを忘れちゃいました。






絨毯敷き廊下の両脇に客間が並びます

ホテル海楽の客室は2階にあるので、階段を上がって指定された部屋に向かいます。館内の廊下は離島ブームで若者がこぞって伊豆諸島に押し寄せたバブルの頃の華やいだ雰囲気を僅かに感じさせると同時に、多少の古さも感じますが、気になるほどではありません。廊下は絨毯張りになっていてスリッパで移動します。






畳ではなくて絨毯張りだった客室

指定された客室です。広く明るい雰囲気ですが、床は畳ではなくてやはり絨毯張り。和室だか洋室だかよくわからない感じです。ホテルと名乗っていますが、基本は和室メインの旅館と考えていいと思います。しかし、この部屋は? 元は畳敷の和室だったことは分かるのですが、なんだか大部屋っぽかったです。






和室を思わせる床の間

客室の床の間に置かれていたテレビと冷蔵庫と金庫。床の間があるということは、以前は畳敷きの純和室だったということですなぁ。時代の変化に合わせて洋室っぽく内装を変えたのでしょう。なお、三宅島の民宿では浴衣とアメニティが置かれていない場合も多いですが、「ホテル」ということでと浴衣セットが備えつけられていました。






客室の隅に置かれたテーブルとお茶セット

部屋の隅に置かれたお茶セット。ポットが置かれていますが、中に水は入っていなかったです。「まさかセルフで蛇口を捻って水を入れて沸かす?」と思いきや・・・。






冷蔵庫の中にはミネラルウォーターのボトルが!

冷蔵庫を開けてみるとミネラルウォーターのペッドボトルが入っていました。冷水としてそのまま飲むもよし、ポットで沸かしてお茶にしてもいいわけか! でも使用後はボトルのキャップをキツく閉めないと水が漏れるので注意してくださいね。






客室からは電波塔が見えていました

客室を一通り確認したら部屋の窓をガラリと開けてみます。宿の裏手には雄山へと連なる山の斜面が見えており、無線中継所の電波塔が見えていました。できれば海が見えていて欲しかったですが、ホテル海楽の場所からは位置的に難しいかな。






案内板に従って1階の大浴場に向かいます

部屋でしばらくまったりと過ごしてたら次はお風呂です。お風呂の前にまずは食事という方もいますが、当方の場合はお風呂は絶対に食事前! というわけでさっそく階段を降りて1階にある大浴場に向かいます。






大浴場への廊下の途中にあるランドリールム

階段を降りてフロントのあるロビーを横切って大浴場への長い廊下を進みますが、廊下の途中にはランドリールームがありました。あー、さすがに無料ではありませんが、旅先で洗濯ができるので、これは嬉しい施設です。






汗で汚れたり雨で濡れた服もここで洗えます

「洗濯機・乾燥機御利用所 釣り道具保管場所」のビラが貼られたランドリールーム。宿泊客専用の有料洗濯機と乾燥機が何台も置かれています。広くてコンクリ敷きなので宿泊客の釣り道具保管場所にも使用されているみたいですね。






林道の他にダイビングも楽しみたい方はどうぞ!

そういえば廊下の途中にはこのようなビラが貼ってありました。「東京ダイビングセンター(TDC)」と書かれていますが、「なんのこっちゃ?」と宿のご主人に聞いてみると、ホテル快楽の建物の一部がダイビングスクールになっているとのこと。

TDCではイルカと一緒に泳ぐドルフィンスイムをレクチャーしてくれるそうですが、近年、三宅島でも海系だけでなく、バードウォッチングなどのネイチャー系も人気なので、宿ではそちらのガイドの相談も受けてくれるそうですよ。

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