ガソリン給油量0L | 給油回数0回 | ガソリン代 0円 | 総走行距離 33.6 km / ダート走行距離 15.6 km | トップへもどる |
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生花苗沼東端の海岸を後にして引き返しますが、行きがけに通った水溜り地点を今度は逆方向から通過。相変わらずデカい水溜りだぜぇ。
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その後、湿原に囲まれた生花苗沼の沼面を湖岸伝いに眺めつつさらに引き返していきますが、対岸に先ほど訪れた海洋センター艇庫の白い建物が小さく見えていました。ここから直線距離にすれば僅か1.5kmほどの距離ですが、実際にあそこまで行くとなると、生花苗沼をぐるっと回り込んで10kmほどの迂回を強いられます。
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ヨシやマコモが茂って水草が大量に浮かぶ巨大シジミが生息する生花苗沼の水辺。生花苗沼の巨大シジミは沼の奥ほど多く生息していますが、「生花苗沼シジミ保存会」ではシジミの稚貝が多く発生する沼の南端に保護区域を設定しているとのこと。 そして2013(平成25)年以降、毎年500kg以上のシジミ稚貝を保護区域で採取し、シジミの成長が良くて巨大シジミが多い沼の奥に放流を行ったところ、2017、2018(平成29、30)年には成貝の漁獲量が3tまで増加したそうです。 また、過去にはシジミ漁場造成のため、1982(昭和57)年にシジミの生育に適さない底土を湿地用ブルドーザーで掘り下げ、新たに砂を搬入して敷き詰める覆砂(ふくさ)が試験的に行われています。 |
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行きがけに通った分岐まで戻ってきました。今度は左方向に緩く登坂していくダートを進んで湧洞沼の沼畔を目指しますが、具体的には昨日訪れた湧洞沼の砂州の先端から見えていたこの場所ですよ。
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分岐を左方向に進むと、豊頃丘陵の海岸段丘を登るなだらかだけど連続した勾配区間がすぐに始まりました。路面は砂地っぽい小砂利質ダートで、つい先ほどまで降っていた雨で湿っていて若干ズルっぽい状態。決して快適とはいえず、ダートには雨水が流れ下った痕跡がいたる所にできていました。
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海抜6mほどの分岐地点から連続勾配を一気に登坂、鬱蒼とした森に覆われた海岸段丘を標高およそ60m付近まで駆け登ると、その先に見通しの良い、いかにも北海道らしい小気味良いストレートが現れました。 ダートはさらに登り坂が続いて最終的には標高67mまで登坂していきますが、そこが無名峠になっていて、その後は湧洞沼に向かって下りが続き、最終的には昨日眺めた沼畔半の番屋へと至るコースになっています。 |
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海岸段丘を登坂していくストレートを通り過ぎて、その先の下り坂区間を前進中。道そのものはしっかりしていますが、この先に人の住む集落はないので車両の通行量はほとんど皆無に近いみたいです。そして雨で打ち消されたのか、雨上がりの路面には車両の通行の痕跡であるタイヤ跡は皆無でした。
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坂道を降りきると、地理院地図には「生花」と集落名が記されている地点に到着しました。しかし、人の定住している民家は見当たらず、そこは牧草ロールを収納しておく酪農倉庫が数棟あるだけの淋しい場所だったなぁ。 そしてここで道が直進と左折の2方向に分かれているのですが、先日眺めた沼畔の番屋へと至るのは直進方向で、左折側は湧洞沼南部の西岸に切れ込んだ入江へと至る道。湧洞沼の西岸には牧草地が切り開かれているので、牧草ロールの搬出のための農道的役割の強いダートになっているらしかったです。 |
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というわけで分岐を直進して沼畔の番屋を目指します。ここから湧洞沼までは距離にして1.5kmほどなので、エンジン付きならば目と鼻の先の地点ですね。
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と思ったのになんてこった・・・。「いざ湧洞沼へ!」と勇んで分岐を直進するも、その直後に行く手を塞ぐ鉄柵ゲートが出現! そして丸い通行止め標識が掲げられた鉄柵ゲートの両脇は藪に覆われていて付け入る隙もなかったです。 残念であると同時に意外であった通行止めの処置ですが、ダートは湧洞沼の沼畔に通じているため、漁業権が設定されているワカサギやエビの密漁者の侵入を、そして番屋での漁具泥棒を警戒しての処置かもしれません。 |
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鉄柵ゲートによって昨日眺めた沼畔の番屋を訪れることはできませんでしたが、ならば分岐を左折して湧洞沼西岸の入江の景色を眺めに行ってみるとするか。
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あちゃちゃ〜、こちらもかよ・・・。しかし、幾ばくも進まぬ地点でこちらにも鉄柵ゲートが出現! 沼畔の番屋に通じるダートと同様、入江および湧洞沼西岸の牧草地帯に至るダートもきっちり封鎖されていたのを確認してしまいました。
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これがその先への前進を拒む鉄柵ゲート。両脇からのす◯抜けも深い藪に覆われているので難しく、ここは潔く諦めるしかなかったですが、ゲート封鎖の処置は、こちらもよからぬ悪事を画策する不審者への侵入対策くさかったです。
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未練たらたらで鉄柵ゲートを眺めてみますが、そこにははっきりと拒絶の意思が示す銀色に光り輝く南京錠が! う〜ん、ダメだこりゃ・・・。
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クマ出没注意 防犯カメラ作動中 | ||
Higuma is the most fierce wild animal in Hokkaido. It usualty inhabits in the mountain but sometimes goes down to conutry side for food before and after hibernation. When you make a sound such as a bell, it runs away. Unless you don`t run into it. It will do no horm to you. It has less habitat and is hunted indiscriminately by human. |
あー、それから鉄柵ゲートにはこのような警告板も掲げられていました。警告板は怖い森のクマさんへの警戒を促していますが、そこには「防犯カメラ作動中」とも記されています。よほどこの先には立ち入って欲しくないんだろうなぁ・・・。 なお、警告板にはヒグマは北海道で最も獰猛な動物で、普段は山にいて冬眠前に食事のため人里に出てくること、鈴を鳴らすと逃げることなどが記されています。しかし、英語ではなくて日本語で書けよ・・・と言いたいですなぁ。 |
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直進側と同様に左折側にも設置されていた鉄柵ゲートによって前進を拒まれてしまい、その場でなす術なく茫然と立ち竦むWR。これで進める場所が完全に無くなったので、来た道を引き返すしかなくなりました。
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まさかのゲートに拒まれてしまい、湧洞沼を眺めることなくダート開始地点まで引き返してきました。次はどこに行こうかと思案しますが、近場で特に思いつく場所もないので、とりあえず宿のある晩成温泉に戻ります。
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未舗装状態から2車線舗装に戻った町道を道881に向かって引き返しますが、キモントウ川に架かる「沼川橋」を渡った先の道道に合流する手前で、道すがらに離村した酪農農家の廃屋を目撃!
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大樹町生花で見かけた離農農家の廃屋。草ボーボーな藪に埋もれて朽ちかけたサイロが哀愁を誘ってやみませんでしたが、ここ大樹町でも少子高齢化や、農業の経営悪化による離農者の増加、地域の魅力不足による定住意識の低下とそれに伴う都市部への人口流出などで人口減少が著しくて、今も過疎化が進んでいるそうです。 ちなみに大樹町の人口は1947(昭和22)年の11670人がピーク。1955(昭和30)年に旧大津村の生花、晩成地区が大樹町に編入されたことによって一時増加しましたが、その後は減少の一途をたどり、2024(令和6)年は5324人で、77年間で人口が55%も減少してしまっているのが現状なんだよなぁ・・・。 |
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