橘丸到着!
  さらば三宅島! 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
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客船待合所から眺めた三池港全景
 [1]帰りの乗船手続き
 [2]帰りのバイク輸送の手続き
 [3]橘丸到着!
    橘丸到着!(その2)
 [4]
さらば三宅島!
 [5]橘丸船内散策
 [6]東京(竹芝桟橋)到着!
乗船手続きを済ませてバイクも預けたら、あとは13:35の橘丸東京行きの到着を待つだけ。手続きは20分もあれば終わってしまうので、余裕をもって12:00に三池港に到着するようにすれば全然大丈夫です。しかし、橘丸の到着まで1時間以上もあるので、港を適当にぶらぶらしながら時間を潰すことになります。

なお、待合所のベンチは次第に集まってくる乗船客でやがて埋まってしまうので、座って居眠りでもしながら待ちたい人はちょっと早めに来ていた方がいいでしょう。






コンテナ荷役作業で動き回るフォークリフト

客船待合所からは港が見渡せますが、すぐ目の前ではフォークリフトが動き回ってコンテナの移動作業を行なっていました。青いコンテナは東海汽船のもので、白いコンテナは三宅島漁協所有のコンテナです。ちなみに、作業をしている白い10トンフォークリフトをよく眺めてみると、東海汽船のマークが記されていたりします。






缶コーヒー片手に海を眺めて過ごします

橘丸が到着するまですることもないので、缶コーヒー片手に岸壁から海を眺めてぼーっとして過ごします。三宅島林道探索に出発するまでは「まだかまだか」と、あれほど時間の経過が遅く感じられたのに、帰る時間はあっという間に訪れるものですなぁ。





座るのにちょうどいいボラード

ちなみに海を眺めて座っているのは船をもやうロープを引っ掛けるボラードです。潮風や海水をかぶっていい感じにサビていますが、係船柱ともいいます。これってお約束で片足を乗せてポーズを取るため以外にも、腰を下ろすのにちょうどいいんですよ。





帰りの船を待つ間たたずんで眺めた三宅島の海・・・あぁ、帰りたくない

岸壁のボラードに腰を下ろして眺めた三宅島の青い海。海面から無数の岩礁が頭をのぞかせていますが、それは<三池港がクラマ根という岩礁の上に作られたから。海風に吹かれながら楽しかった三宅島の林道探索を回想しながらボーとして過ごします。





岸壁直下のクラマ根の岩礁で渦巻く白波

ちなみに岸壁直下の海面を眺めてみるとこんな感じ。海中に沈んでいるクラマ根の岩礁に波が当たって白く涙って海水が渦を巻いています。海水は透明度も抜群で思わず飛び込みたくなりますが、危ないしさすがに飛び込む者は誰もいなかったかな。


あの山腹を駆け回って林道を探索したんだっけなぁ

視線を島の中央に向けると、相変わらずそこに雄山がどっしりとそびえています。そして海を見晴らす山腹の雄山環状林道を探索したのは2日前のことなのに、なんだかもう遠い昔のことのように思えてしまいました。あ〜あ、帰りたくないなぁ・・・。


御蔵島をバックにたたずむ三宅島漁港専用コンテナ

広い岸壁に忘れられたかのように置かれていた白い三宅島漁協のコンテナ。御蔵島の島陰を背景に、海の青さにコンテナの白さがやけに目立っていたんだっけ。東海汽船のコンテナは青色がトレードマークですが、漁協のコンテナは白なんですね。


できれば三宅島を訪れる前に読みたかったです

その後、いったん客船待合所に戻りましたが、待合所には三宅島を紹介する雑誌が数冊置かれていました。パラパラとめくって眺めてみますが、記事は様々な視点から島が紹介されていて、橘丸到着までの時間潰しにちょうどよかったです。


「アシタバボーイズ」・・・初めて知りました

それから船客待合所にはこんなものもありました。三宅島を代表するアカコッコやカラスバト、イイジマムシクイなどの野鳥とガクアジサイの花、そして島のイメージキャラクター「アシタバボーイズ」のわかばちゃん(左)とみどりくん(右)が描かれていました。都立三宅高校の1年生が制作したものらしいですよ。


橘丸の寄港に合わせて村営バスも三池港に到着

そうこうしているうちに橘丸の到着時刻が近づいてきたらしく、待合所のターミナルに船に連絡する三宅村営バスが到着しました。数人の乗客が降りてきましたが、三宅島に滞在中、結局一度も村営バスに乗る機会はなかったですけどね。


お、きたきた! 水平線上に小さく現れた東海汽船の橘丸

お、きたきた! 岸壁のテトラ越しに水平線を眺めていると、いつの間にか東海汽船橘丸の黄色い船体が現れました。楽しかった三宅島にお別れをする時がいよいよ近づいたようです。あ〜あ、できればあと1週間くらい滞在したかったのになぁ・・・。


やっぱり島のマスコットは「アカコッコ」です

橘丸の接近を確認して乗船口に向かう途中で見つけたペンキで描かれた「ようこそ三宅島へ」の文字とアカコッコのイラスト。島人のささやかな歓迎の心尽くしですが、到着した時にはこれに気がつきませんでした。





いつの間にか乗船の順番待ちで長蛇の列が!

船客待合所を眺めてみると、いつの間にか乗船を待つ長蛇の列ができていました。当方は乗船券をあらかじめ予約しておいたので並ぶ必要はないですが、さすが観光シーズンのGWです。結構な人数が並んでいました。

ちなみに東海汽船では春や夏の繁忙期にはフリー乗船券と呼ばれる席なしの乗船券が2等線席が満席の場合に発売されます。フリー乗船券は指定船席の割り当てがないので船内ロビーや通路、デッキで過ごすことになりますが、それと合わせて乗船後に船内窓口で2等船室のキャンセル待ちの受付が行われます。

当日2等船室に空席が出た場合はアップ料金なしで2等船室に移動できるので、フリー乗船券で少しでも早く乗船してキャンセル待ちの受付をすべく並んでいる人が多いんですね。事前に乗船券の予約が取れなかった場合はそういうことになります。





ここが乗船待ちの列の先頭

うむ、ここが列の左前列か。乗船一番乗りを果たすためには、一体どれくらい前から並ばなければいけないのでしょうか? 橘丸到着まで待合所のベンチにも座れないし、港を散策することもままならないし、やっぱ事前予約しておいて正解だわ。


橘丸の到着に合わせて必ずやってくるパトも到着

また、橘丸の到着に合わせて三宅島警察署のパトカーも到着港に駆けつけます。不審者やよからぬ人物が島に上陸して来ないかのチェックかな〜。大した事件も発生しない平和な離島で毎日欠かさず行われる巡回ですが、ご苦労様です。

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