1日目 | 自宅→ 矢板市「小滝鉱泉 Kotaki kosen」 | もどる |
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大名沢林道本線から分岐直後に大名沢川を洗い越しで渡河する左折分岐ダートの様子ですが、ここは延長距離およそ1kmほどの名無し系の造林作業道。
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ジャブジャブと直渡り状態で大名沢川を渡る洗い越し地点。とはいっても河床はコンクリで固められているので、増水さえしていなければ余裕で通行可能ですが、滝の汗でうだるような蒸し暑さの中、所詮林道ではない作業道で水遊びする気は起きず、ここは眺めておくだけに留めておきました。
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見た目にも涼しげにサラサラと流れゆく大名沢川の清流です。夏の奥山の清流沿いで飛び回るアブの姿は見られなかったので、パンツ一丁のハダカとなり、全身のベトベトな汗を大名沢川の清冽な水で洗い流したい衝動に強く駆られましたが、先述した通りこの辺りはヤマビル出没地帯。もちろん止めておきました。
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大名沢川の洗い越しを眺めたら大名沢林道探索を再開。左折分岐する作業道ダートには立ち入らず、さらに森の奥へとの向かう大名沢林道本線を進みます。
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広場を出発するとダートは再び深い森の中へと進み、すぐに大名沢が再び左に寄り添ってきますが、ここで路面が間舗装化しました。しかし、まだ純白さを保つ路面の真新しさから察するに、ここは災害復旧区間に間違いなさそう。大名沢の水際区間ということで、大雨時に路肩崩壊が発生したものと推察されます。
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災害箇所はかなりの規模だったらしく、復旧の痕跡であるコンクリ簡易舗装区間は100m以上続きましたが、そのまま緩い登り坂を進んでいくとやがてダートは復活。 昨今ではメジャーと呼ばれる有名林道であっても、災害箇所を復旧させることなく放置され、そのまま区間的に廃道化してしまうことも多いのですが、その点、大名沢林道は恵まれているな。ここって林業的に重要な林道なのでしょうか? |
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真新しい復旧区間を進んでいくと、やがて純白のコンクリ簡易舗装は途切れて大名沢林道の本来のダートが復活します。しかし、その境界地点には一抱えもある落石と共に行く手を塞ぐまさかのチェーンゲートが出現!
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災害復旧区間の末端、チェーンゲートの直前地点に転がっていた落石です。付近には落石が発生しそうな危なっかしい崖はなかったような気がしますが、しかし、これは一体どこから落ちてきた?
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うむ。路肩の斜面は人の背丈を超える高さで藪が繁茂していましたが、どうやら藪で路肩の崖が隠されているみたいだな。 あからさまに危なっかしい崖ならともかく、ぱっと見して落石が発生しそうな箇所には見えておらず、ゆえに落石を警戒しようがなく思われますが、林道では時としてこのような場所で落石が発生しているのを見かけます。 |
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そして復旧区間の終わり地点に現れてしまったチェーンゲート。しかし、ゲートは遮断バー式であるにもかかわらず、左右の支柱の間に張ったチェーンで行く手を塞いでいます。あまり見かけない状況ですが、これはもしかして老朽化でバーが開閉できなくなったため、苦肉の策でチェーンを張ったとか?
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ゲートの左側。銀色の鎖がぐるぐるっと巻き付けられていて、そこを南京錠で外せないように固定されていますが、支柱の脇は藪が繁茂していて迂回は無理。地面の状況が確認できないので下手に突っ込むのは危険かと・・・。
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こちらはゲートの右側。本来はバーの先端が支柱上部のボックスにハマってロックされますが、老朽化につきそれが機能しなくなったらしく、チェーンと南京錠で代替しているみたいだな。支柱の脇もこんな感じなので迂回は困難。
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ゲートの先に続く大名沢林道のダート。走り心地良さそうなワダチダートが森の奥へと緩くカーブしていきますが、地理院地図によれば、ダートはこの先で枝分かれ式に作業道分岐を繰り返しているらしいです。できればそれを確認したかったのですが、ここは立ち入って欲しくないらしいので潔く諦めるとするか。
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それ以上の前進を諦めたゲート地点にて。大名沢林道の核心部分はゲートを越えたその先にありますが、ぶっ倒れそうな酷暑の中で強◯突◯する気など微塵も起きず、逆に暑さに負けて林道から逃げ出す言い訳ができてちょうど良かったぜぇ。
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林道撤退を決意してふと見上げた上空。相変わらずゲリラ雷雨を予感させるような雲がたなびいていましたが、先ほどまでの雲の黒さは消えており一安心。林道で突然のゲリラ雷雨に見舞われる最悪の事態だけは避けられたようです。
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大名沢林道を県道からの入口まで引き返してきました。これで本日の林道探索は終了ですが、しかし、夏はもう以前のように林道探索を楽しめなくなったことを実感。今日は大して林道を走っていないのに、もう気力の限界・・・かな。 毎年のように夏の最高気温は更新され、耐えがたい暑さはもちろんのこと、もはやどのような暑さ対策も大した効果がなくて、全身ベトベトな汗まみれに陥って、不快さが優って林道探索どころじゃないんだよな。なので今後、個人的には本格的な林道ツーリングは涼しい秋と春にシフトしようと思っています。 もちろん、20年前のまだ林道駆け出しであった頃も夏は暑かったですが、それでも現在ほどではなかったような気がします。以前は夏休みの長距離林道ツーリングではお約束であった高速長距離夜間移動も、今は連日の熱帯夜続きで涼しいどころか、耐えがたい危険なほどの蒸し暑さで苦行でしかねーし・・・。 |
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林道を退出したら矢板市に戻り、まずはJR東北本線「矢板駅」そばの「ヨークベニマル矢板店」で晩酌用の地酒を購入。 その後、県30→県56と進んで「小滝鉱泉」入口までやって来ました。小瀧鉱泉の入口は矢板から塩原温泉へと至る通称「八方道路」と呼ばれる県56沿いにあり、小滝鉱泉と赤滝鉱泉の看板が掲げられているので通りがかればすぐに分かります。 |
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県道から左折して森の中を進んでいくと二股分岐が現れますが、目指す小滝鉱泉は左折方向。右折して急激な下り坂を降りていくと赤滝鉱泉にたどり着きますが、今日は小滝鉱泉に泊まるので分岐は左折します。
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分岐に設置されている小滝鉱泉を示す道標ですが、これには「小滝の湯←」と記されています。なお、右折側には赤滝鉱泉を示す道標が設置されているので、ここで道間違いをヤラかす心配はほぼ皆無。たとえ間違えてもすぐに戻ってこられます。
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二股分岐を小滝鉱泉方向に左折するとすぐに路面はダート化します。その後、こんな感じで小滝鉱泉に向かって砂利ダートが続きますが、雰囲気はまさに林道! 初めて訪れると「この先に本当に宿なんてあるの?」と不安に駆られるかもしれませんが、ダートで訪れる鉱泉宿というのもなかなかオツですなぁ!
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二股分岐から500mほど進んでいくと、やがて切り返しの右折分岐が現れますが、小滝鉱泉へはここを右折します。分岐には道標が設置されているので
、ここも道間違いを犯す心配はたぶんありません。 なお、付近一帯の山中にはダートが網の目状に張り巡らされており、分岐を直進すると地図上では寺山鉱泉へと通り抜けられるはずなのですが、しかし、聞いた話だと実際には通り抜けできないらしいです。また、小滝鉱泉へと至る道はダートですが、でもここは「林道」ではないのでそのつもりでね。 |
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言葉で説明しようとするとかなり大変ですが、県56から小滝鉱泉および赤滝鉱泉までのルートを地図で示すとこんな感じ。今は「現在地」にいて、地図上では分岐を直進すると寺山鉱泉に抜けられることがこれで分かりますね。 しかし、聞いた話では道が荒れていて、現在地から寺山鉱泉への通り抜けはできないとのこと。また、それ以前にこの迷宮じみた詳細不明ダート群を迷わず突破できるかって話で、オフライダー的にはこの詳細不明ダート群を探索調査してみたい気もしますが、でも残念ながらこれらは「林道」群ではないんだよな。 |
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小滝の湯 700m→ |
小滝鉱泉を示す道標です。距離はあと700mと記されていますが、小滝鉱泉までは平坦コースを700m進んだ先にあるのではなくて、高低差92mを下った地点にあることに注意。機動力に優れたオフバイクならば全く問題ないですが、山の未舗装路に慣れぬ一般観光客にとってはとんでもない悪路に見えるかもしれません。
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高低差92mを一気に駆け下る小滝鉱泉への道。傾斜角度がキツ過ぎるためか、四輪への坂道対策としてコンクリ簡易舗装が細切れで施されているみたいです。
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雨天時やその直後ではスリップが怖い坂道を降りきると、やがて前方に森の中に明るく開けた空間が見えてきて・・・。
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