1日目 | 自宅→ 矢板市「小滝鉱泉 Kotaki kosen」 | もどる |
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小滝鉱泉に到着! ちょうど敷地内のドラム缶でゴミを焼却していたらしく、白煙が物凄いことになっていましたが、鉱泉が湧くのは深い森の中を流れる中川のほとり。付近には一軒の民家もない山の中であり、完全な一軒宿なのでノープロブレム。
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玄関脇にWRを駐車してようやく到着した小滝鉱泉。しかし、意外にも建物はまるっきし普通の民家だなー。ちなみに小滝鉱泉は1892(明治25)年に湯治宿として創業。現在は4代目が宿を営んでいて、木造三階建てだったという創業当時からの建物は1998年頃に現在のものへと建て替えられたそうです。
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小滝鉱泉に到着した次の瞬間、腕に止まった一匹のトンボ。トンボといえば秋の季語であり、秋をイメージさせる生き物ですが、しかし、実は秋だけでなくクソ暑い真夏の山中で大量に飛び回っていたりします。林道探索中にメットにビシバシとぶち当たり、メットの中に飛びこまれた経験のある林道ライダーも多いと思います。
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エンジンを切ったら一刻も早く鉱泉風呂で汗を流したい一心で即座に玄関に向かいますが、これが小滝鉱泉のロビー。玄関でメット片手に到着を告げると、すぐに奥から女将さんが現れて出迎えてくれました。
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女将さんの案内で二階に上がると、案内されたのは2方向に窓がある嬉しい角部屋でした。夕方とはいえまだ暑いので入口のドアが開け放たれていましたが、廊下の冷蔵庫は宿泊客用。持参した飲み物などを冷やすなど自由に使えます。
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案内された角部屋の6畳和室。クーラーはなくて、扇風機がフル稼働状態で置かれていましたが、こざっぱりとして居心地も良さそうですね。
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開け放たれた客室の窓から外を眺めてみました。すぐそに小さな池が見えていますが、池の真向かいには「中川」の渓流が流れており、女将さんいわく、ちょうど今の季節は夜8時くらいに川辺でホタルが見られるとのことでした。
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客室に用意されていた冷たいお茶と女将さん手作りの饅頭。お茶菓子なんて夢のまた夢、お茶の一杯すら出さない宿も多い中、これは嬉しいぜぇ!
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大きなグラスに氷たっぷりで注が冷たいお茶です。冷水ではなくて、ほんのり緑色をしたお茶であるところがミソ。喉が極限にまで渇いていたのでと一気に飲み干しちゃいましたが、ピッチャーごと用意されているのでお代わりも自由!
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冷たいお茶と共に出された女将さん手作りの饅頭! 餡がたっぷり詰まった出来立てホヤホヤの饅頭は小滝鉱泉名物。たっぷり詰まったアンの甘さもちょうど良く、冷たいお車との相性も抜群でとても美味しかったぜぇ!
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さらに女将さんのおもてなし攻勢は続き、饅頭に続いて今度はたっぷりとなクリームが添えられた冷たい牛乳寒天が! 夏の暑い日のおやつには最高で、つるんとしたのどごしでとっても美味しかったですよ。
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なお、牛乳寒天に添えられた葉はミント。宿の庭に自生しているそうですが、これってシソ科の「ニホンハッカ(日本薄荷)」かな?
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冷たいお茶に饅頭に牛乳寒天。そこいら辺の喫茶店で食べれば軽く1000円越えしそうですが、到着直後にこのおもてなし攻勢は凄すぎる! 今日は朝からなにも食べていなかったので、あっという間に速攻でペロッと平らげちゃいました。
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冷たいお茶と冷製スイートで一息入れたら鉱泉風呂に向かいます。浴室は1階と2階の間の中2階にあるので、途中で切り返している階段を半分だけ降ります。
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中2階の廊下の先に脱衣所入口がありますが、宿泊客の入浴時間は6:00〜22:00。日帰り入浴も可能で、その場合は10:00〜17:00で料金は600円。
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小滝鉱泉の脱衣所です。衣類入れのカゴと椅子が一脚、そして湯上り用の扇風機があるだけの簡素な作りですが、有名温泉地の大型観光旅館じゃあるまいし、鄙びた鉱泉宿にはこれくらいがちょうどいいです。
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温泉分析書(鉱泉分析試験による分析成績) | ||
1申請者 住所 / 栃木県矢板市平野1618番地 氏名 / 小滝鉱泉旅館 2源泉名及び湧出地 矢板温泉(源泉名 小滝鉱泉) 湧出地 / 栃木県矢板市平野1618番地 分析位置 / 源泉貯湯貯槽 3分析者 栃木県薬剤師会検査センター 4涌出池における調査及び試験成績 (1)調査及び試験年月日 / 平成23(2011)年8月31日 (2)泉温17.8℃(気温21.0℃) (3)湧出量1.5リットル / 分(自然涌出) (4)知覚的試験 / ほとんど無色澄明で微酸味および金気臭を有する。 (5)ph値 / 3.7 5試験室における試験成績 (1)分析終了年月日 / 平成23(2011)年9月8日 (2)知覚的試験 / 黄褐色の沈殿を生じ、微酸味を有し、無臭である。 (3)密度 / 0.9987 (4)ph値 / 3.70(ガラス電極方) (5)蒸発残留物 / 451.2mg / kg(130℃) 評定 温泉法第二条別表に示されたメタケイ酸の項で温泉法の温泉に該当する。 (冷鉱泉)ただし療養泉には該当しないので泉質名はない。 |
なお、小滝鉱泉は湯の成分が療養泉の基準に満たないため泉質名はなく、そのため分析書には「温泉法第二条別表に示されたメタケイ酸の項で温泉法の温泉に該当」と記載されています。ちなみに宿のHPには泉質は弱酸性低張性冷鉱泉と紹介されていますが、一般的効能および一般禁忌症は以下の通りらしいです。 [ 一般的効能 ] 健康増進、美肌効果、冷え性、リウマチ、腰痛、神経痛、筋肉痛、関節痛 五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき 慢性消化器病、疲労回復、疲労回復期 [ 一般禁忌症 ] 急性疾患、活動性のある結核、悪性肺瘍、重い心臓病、腎不全、出血性疾患 高度の貧血、その他病勢進行中の疾患、妊娠中(特に初期と末期) |
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浴室でおしっこは絶対にやめて下さい。 宜しくお願い致します |
プールに初めて出かけた小学1年生じゃあるまいし、こういうことがあるので混みまくった日帰り温泉とか銭湯って本当はあまり入りたくないんだよな〜。
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ガラリと扉を開けて浴室に入ってみると浴槽に蓋がしてありましたが、小滝鉱泉は源泉温度17.8℃の冷鉱泉。小さな温泉宿や鉱泉宿ではよくありますが、源泉から熱い湯が湧いているわけではないので、ボイラーで沸かした湯の温度を保つため、普段は蓋をしておいて入浴するときだけ蓋を外すというシステムですね。
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はやる気持ちを抑えて蓋を外してみると、湯は茶色というか黄褐色。そして蓋を外した瞬間、浴槽から鉄臭い金気臭が立ち上って浴室内に充満しますが、湯はいかにも鉱泉らしくてこれはナイスでイイ感じ! 浴槽の縁やタイルには茶色く湯の成分が付着しており、鉄分を多く含んだ湯であることが一目瞭然です。
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ん、なんやねんこれ? 浴室の隅っこ、浴槽のすぐ脇に発泡スチロールで蓋をされた箇所がありましたが、これってもしかして・・・?
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うむ、やっぱり源泉バルブでした。小滝鉱泉の源泉は湧出地点から貯湯槽に溜められ、そこから浴室に引き込まれているみたいでした。
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じゃじゃ〜。もちろん普通の源泉蛇口もあるので、いつも通りお約束で新鮮な源泉水を浴槽内に追加。源泉水マシマシで追い湯してやります!
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ちなみに小滝鉱泉の湯の色はこんなカンジ。かなり濁りは強くて、例えるならばシジミ汁のような色合いですが、浴槽の底が見えないほどではなかったな〜。
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ふぅ〜、整うぜぇ! 思い返せば今日は朝からずっと汗を書きっぱなし。灼熱の中の高速移動、高温多湿で不快指数マックスな林道走行によって大量の汗をかいてしまい、シャツは渇いた汗で恐ろしく酷い強烈な臭気を放つ始末でしたが、さっぱり汗を流してこれで生き返りました!
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