2022 北海道林道探索ツーリング 8月11日(木)晴れ 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
15日目[8]  枝幸町「枝幸 Esashi→ 猿払村「浜鬼志別 Hamaonishibetsu もどる  






ガソリン給油量 7.13L 給油回数3回 ガソリン代 1329円 総走行距離 199.7 km / ダート走行距離 68.4 km トップへもどる


村道浜猿払エサヌカ線に退出したら、そのままR238に出て浜頓別の市街地に戻り、再びエネオス浜頓別SSで給油します。チェーンオイルを親切で注油して頂いたGSですが、今回はハイオクL / 187円で今回は3.6(686円)入りました。







浜頓別で給油したらR238を猿払村方向に進み、猿払村「浜鬼志別」にある「道の駅さるふつ公園」を目指します。道の駅には「さるふつ公園キャンプ場」が併設されているのですが、目的はキャンプ場にあらず。そこには同時に「ホテルさるふつ」も併設されていて、そこが今夜の宿なんですね。

というわけで浜鬼志別に向かいますが、途中の浜猿払までは村道浜猿払エサヌカ線経由で移動します。先ほどは途中でエサヌカ海岸ダートに乗り継ぎましたが、今度はそのまま進んで村道浜猿払エサヌカ線を全区間走破しておきますよっと。







浜猿払に到着したらR238に乗り継ぎますが、国道に入るとすぐに猿払川河口の「富士見橋」と「新富士見橋」を連続して渡ります。すると富士見橋を渡った直後に河川敷ダートの入口が現れたので、景色を眺めるべくちょっと立ち入ってみました。







あぁ、良い眺めだなぁ! 河川敷ダートからは猿払川および「狩別川」、そして猿払川につながった「ポロ沼」が見えていました。

そしてご覧の通りここは水路が複雑で、手前左右に流れているのが猿払川、そのすぐ先の左方向が狩別川、さらにその先の中洲の向こう側にポロ沼が広がっているのですが、それにしても「ポロ」とはなんとも可愛らしい名前だな〜。もちろんポロはアイヌ語由来の地名ですが、なんでも「大きい」を意味するらしいですよ。







河川敷ダートから眺めた猿払川。すぐ前方に見えているのは国道の新富士見橋で、橋の向こうにオホーツク海に注ぐ猿払川の河口があります。







その後、国道に復帰して道の駅さるふつに向かいますが、いったん道の駅を通過して2キロほど先の浜鬼志別の集落まで移動。セイコマ浜鬼志別店に立ち寄って晩酌用の酒と食後のデザート「たっぷりなめらかプリン(110円)」を購入します。道の駅は浜鬼志別の集落から歩くには遠くてそばに商店がないのでね。







現在時刻は午後3時ちょっと前。セイコマで買い出しを済ませ、トンボ返りで国道を引き返して道の駅さるふつ公園に到着しました。しかし、予約していたホテルさるふつにチェックインするにはちょっと早い微妙な時刻。まだそういう時間なので、道の駅には観光客やツーリング中に立ち寄ったバイクをたくさん見かけました。







宿にチェックインするにはまだ時刻が早かったので、道の駅をぶらついてみようと思いますが、最初に目についたのは「さるふつまるごと館」。なんだか猿払村の特産品でも売っている物産店っぽいですが、とりあえず中に入ってみます。







なぬ、「活ホタテ焼き」?! 館内に入ると、そのまま見過ごせぬ張り紙を見つけてしまいましたが、これは美味しそう! お値段は1枚495円(税込)だって!

そういえばここ猿払村は、北海道でも有数のホタテ王国なんだよな。ホタテの漁獲量およびホタテ漁師の年収が北海道でもトップクラスで、ホタテ御殿と呼ばれる豪邸が立ち並ぶ村だったりします。村でもホタテを猛アピールしており、道の駅の前を通るR238に「オホーツクホタテロード」の愛称が付けられているくらいです。







おお、見てください! ホタテがぎっしり詰まった水槽を発見! 館内では払村の地場産品の体験飲食ができるそうですが、体験飲食というのはホタテの貝剥き体験のこと。剥いたホタテはその場でバーベキューで焼いて食べられますが、もちろん自分で剥かなくても、お店でちゃんと剥いてくれるので安心ですよ。







というわけでさっそくホタテを21枚、10395円ぶんほど注文してみましたが、あはは、さすがに1人でこの量は強欲過ぎるかな? ・・・というのは冗談ですが、これはたぶん海から採ってきたばかりの新鮮なホタテ。水槽の脇にカゴに山盛り状態で置かれていましたが、活きが良いので口がパクパクしていました。







さっそくホタテを1枚だけ注文して焼いてみました。好きなタイミングでタレ醤油を垂らし、バターを溶かし込んで食べるみたいですが、しかし、一人でホタテを1枚だけ焼くバーベキューってなんだかちょっと寂しい風景だな〜。







じゅじゅ〜。まだかな、まだかな! トングでホタテの向きを変えたり、醤油をちょこっと垂らしてみたりしながらコンロでホタテが焼き上がるのを待ちますが、これが意外と長くて20分くらいかかるみたいです。







たった1枚のホタテの焼き上がりを所在なさげに待つのもなんなので、今日はホタテ三昧ということで奮発して「ホタテカレー(880円)」も頼んじゃいました。でも、宿での夕前にカレーまで食べちゃって大丈夫かな〜。





北海道グルメコレクション No45 猿払産 活ほたて焼き / 495円 [ さるふつまるごと館 / 猿払村 ]
じゃじゃ〜ん、猿払産の活ホタテが焼き上がりました!

さすが猿払産というだけあって、
貝柱のホロホロ感と貝ヒモのコリっとした食感も素晴らしく、
一口噛めば口中にじゅわ〜っと広がる濃厚な甘みと旨味のなんとも絶品なことよ!

待ちに待っただけあって熱々の焼き立ては最高に美味しくて、
ハフハフとあっという間に食べちゃいましたが、
うむ、これならば21枚くらいぺろっと食べられちゃいますなぁ。
猿払村を通りがかったらぜひ!
北海道グルメコレクション No46 猿払産 ホタテカレー / 880円 [ さるふつまるごと館 / 猿払村 ]
猿払産ホタテを使用したホタテカレーです。

ぱっと見するとホタテカレーなのにどこにもホタテが見当たりませんが、
聞けばホタテはルーに溶かし込んであるとのこと。
カレーとしては普通に美味しいのですが、
しかし、ルーにまみれてホタテそのものの味わいが感じられずホタテ感は薄かったかな。

ちなみにさるふつまるごと館のホタテカレーには、
ホタテが丸ごと入った「北オホーツクほたてカレー(1320円)」もあるので、
お値段はちと高くなってしまいますが、
同じホタテカレーを食べるのならそちらが絶対におすすめ!


おお、見てください! ルーに目を凝らすと、細かく砕かれたホタテの貝柱が入っていましたよ! お金をケチってホタテが丸ごと入っていないノーマルなホタテカレーを頼んだ結果、「ただのカレーじゃん!」ってな感じでホタテ感が薄くて悲しくなってしまいましたが、この通り本当にホタテは入っているみたいだな。







ふぅー、食った食った。ホタテ焼きとカレーを食べ終わったら午後4時くらいになっていたので、そろそろ宿にチェックインしようと思いますが、ホテルさるふつはチョコレート色をした3階建のあの建物でした。到着直後はずいぶんと大きな道の駅だと思いましたが、実は猿払村で唯一のホテルになっていたんですね。







正面から眺めたホテルさるふつです。当初はもっとリーズナブルな民宿に泊まろうと思っていたのですが、村内に3軒ほどある民宿や旅館は事前予約の問い合わせをしてみても、どこもやっているのか廃業しているのかよく分からぬ状態。

唯一、浜鬼志別の某旅館民宿の女将さんに「その日は満室だけど、たぶん空きが出るのでその場合は連絡する」と告げられましたが、まあ、そんな言葉は信用できませんね。保険としてホテルさるふつも同時予約しておいたのですが、それで正解。結局、某民宿旅館からの連絡はいくら待ってもなしのつぶてだったですよ。







というわけで道の駅にあるホテルさるふつのフロントでチェックイン。ためしに予約状況を聞いてみたところ今日は満室で、しかも、かなり前から予約で埋まっていたとのことでした。某民宿旅館で告げられた、「キャンセルが出るので大丈夫」の言葉を信じて予約していなかったら、今日は宿無しで野宿するハメに陥っていたと思います。

ちなみにチックインの最中にも当日飛び込み宿泊の問い合わせがありましたが、ただでさえ宿泊施設の少ない猿払村で夏休みシーズンの真っ最中となれば、ホテルさるふつへの予約なしの飛び込み宿泊はまず絶望的。予約するにしても2、3日前では遅すぎで、少なくとも北海道に出発する前に予約していなければダメですよ。







チェックインを済ませたら、1階にある地場産品の並んだお土産コーナーの横にあるエレベーターで上階の客室フロアに向かいます。1階にはお土産コーナーの他に「レストラン風雪」があって、夕食と朝食もそこでいただきますが、ホテルに宿泊しない場合でもお土産コーナーやレストランの利用はできます。







ホテルさるふつの洋室タイプの客室。宿では座布団を枕にごろっと寝っ転がって寛ぎたいので、できれば和室が良かったのですが、残念ながら予約時点で和室タイプは全室埋まっていたので、こればかりは仕方ねーか。







客室の窓の外には広大な猿払村の村営牧野が広がっていましたが、実はここ、太平洋戦争中に建設された陸軍の「浅茅野第二飛行場」があった場所だったりします。

浅茅野飛行場には第一と第二飛行場があり、第一飛行場については、平成元年(1989)年に廃止されたJR天北線「飛行場前駅」の駅名由来となった飛行場として、鉄ヲタなどにもそれなりに知られていますね。しかし、現在は滑走路跡地に道の駅が建設されている第二飛行場については、ほとんど知る人もいないと思います。







ホテルで旅装を解いて身軽になったら夕食前の散歩を兼ねてWRで再び出撃。とりあえず道の駅から2キロほど離れた浜鬼志別の集落へと向かい、絶対に給油しなければいけないわけでもなかったのですが、なんとなく野村石油浜鬼志別SSで給油します。

先ほど浜頓別で給油しているので、ハイオクL / 167円で1.24L(228円)しか入らなかったのが申し訳なかったですが、給油後にGSのご主人としばらく話し込んでしまいました。「どこから来た?」との問いに答えると、なんと、かつてご主人が学生時代に当方の自宅のそばに住んでいたことが判明! 大いに昔話に花が咲いたんですね。







ちなみに野村石油の浜鬼志別SSがあるのは、浜鬼志別の集落内を通るR238から道138が「豊富町」および「稚内市」方面に分岐していく交差点のすぐ目の前。画像左の建物がGSで、画像右端の建物が先述した某民宿旅館です。

結局、連絡がこなかったので本当に満室なのかが気になり、交差点の角から建物を眺めてみますが、予約の宿泊客で満室どころか、宿として営業しているのかも怪しい状態だったです。少なくとも「満室」でない事だけは確実かと・・・。

思わず憮然としてしまいましたが、察するにこれは、とりあえずの仮予約でキープ君にされたくさいな。当初は泊める気もあったのだと思いますが、宿の夏季休業か、なにかの都合でその日は休業にしたので、「満室」ということにしてそのまま放置でポイされてしまったのですなぁ。あはは、危ねぇ、危ねぇ!







浜鬼志別の集落で給油を済ませ、満室であるはずなのに本日休業くさかった某民宿旅館の様子を確認してから道の駅さるふつ公園に戻ってきましたが、ホテルさるふつの夕食タイムはPM5:00からです。しかし、病院食じゃあるまいし、そんな早い時刻に食べたくないので、もう少しだけ付近を散策してみることにしておきます。

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