ガソリン給油量 7.07L | 給油回数 2回 | ガソリン代 1278円 | 総走行距離 147 km | トップへもどる |
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直進して東山田沢林道に向かうか、それとも右折して手代沢林道に進むかで悩みましたが、手代沢林道に進むことに決定。東山田沢林道に進めば途中で三滝山林道の分岐が現れるのですが、付近の林道網を手書きで記載した地図とメモを眺めていたら、なぜか手代沢林道に進む気になったんですね。まあ、特に理由はないっすけど。
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ちなみにこれは2007(平成19)年8月12日の探索でたどり着いた東山田沢林道の終点の様子。よくある小さな回転場があるだけの終点だったんだよな〜。
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というわけで分岐は右折、手代沢林道に入線して紅葉林道探索を兼ねた林道パトロールを続行します。超久しぶりに再訪した手代沢林道ですが、道すがらに出迎えてくれる紅葉はもちろんのこと、16年の歳月を経た現在、果たして手代沢林道がどのような状況になっているのか確認するのがとても楽しみ!
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あぁ、これは酷いぜぇ・・・。いざ手代沢林道に入線し、やがて右手に寄り添ってくる手代沢川伝いに進んでいくと、流れが蛇行するこの地点で路肩崩落地点に遭遇! 路肩崩落そのものは軽微でしたが、沢筋には大雨時に上流より流されてきた樹木が無残な姿で転がっているのを目撃しました。 ご覧の通り、平常時は極めてささやかな手代沢川の流れですが、近年、常習化している集中豪雨によって、時として信じられないほどの濁流と化すことが容易に想像できましたが、手代沢林道の被害が今回はこの程度で不幸中の幸いでした。 |
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おお、こいつは凄げぇ! 道すがらに目を見張るほどの美しい紅葉は現れませんでしたが、その代わり、手代沢林道では途中でトチノキの老木が左右の路肩に1本づつ出迎えてくれますが、その大きさと貫禄に立ち止まって見上げてしまいます。
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手代沢林道で見かけたムクロジ科トチノキの老木の紅葉です。幹周りの大きさや樹齢については不明ですが、それにしてもよほどの樹齢なのでしょう。おそらく、過去の国有林の伐採時でも切り倒すに忍び難く、そのつど手を付けずに残されてきたのだと思いますが、年季の入ったその姿には老王の風格が感じられました。
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ちなみにこれは16年前の手代沢林道探索時に出会った時の老木ですが、幹のよじれ方や枝の張り出し具合など、以前も今も樹形が全然変わっていませんね。 まるで田舎のおじいちゃんの家を久しぶりに訪ねてきた孫に「おがえり〜、まめでらったが(元気だったか)〜」と優しい言葉を投げかけているみたい。久しぶりに眺めたクスノキの老木に無性に懐かしさがこみ上げて仕方なかったですよ。 |
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クスノキの老木地点を後にしてさらに進んでいきますが、やがて行く手を塞ぐように赤テープが張られているのに遭遇。その先でなにか異常事態が発生していることが瞬時に判明しましたが、状況確認のため徒歩でその先を偵察してみます。
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路面崩壊だ! 赤テープ地点から歩くこと数十メートル、やがて路面がえぐれるように陥没した地点が出現! おそらく大雨や中豪雨で路面が徐々に洗堀されてしまい、それが放置によって路面崩壊につながったのだと推測されます。
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手代沢林道撤退地点で見かけた黄葉ですが、鮮やかな黄色が美しいぜぇ! 黄色く色付いているのはムクロジ科のトチノキとアオイ科のシナノキですが、国有林の薄暗い針葉樹林の中では黄色がより一層鮮やかに、そして明るく目立ち、そこだけが華やいだ雰囲気に包まれて最高に美しかったなぁ!
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林内に点在する黄葉が美しかった手代沢国有林ですが、林床にテープでなにやら縄張りが施されているのを発見。測量で小林班の境界でも示しているとか?
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手代沢林道の紅葉を眺めつつ赤テープによる封鎖地点まで引き返してきました。徒歩による偵察の結果、路面崩落によって車両の通行が絶たれたその先は、路面はフカフカな腐葉土状態となって廃れていたのを確認。 オフバイク的にはさらなる前進も可能でしたが、ここは勇気を持って潔く撤退を決意します。所詮、手代沢林道はピストンだし、それに初めての手代沢林道探索でもありません。なので強行◯破でその先にと進むようなことはしませんぜ。 |
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ちなみに手代沢林道の末端地点はこんな感じ。2007(平成19)年8月12日時点の様子ですが、その先にはもう踏み跡すらなくて、いきなりダートが途切れてしまう完全な行き止まりになっていました。 ただし、これは末端地点まで普通に進めたかつての状況。路面崩落でダートが分断されてしまった現在は、廃れまくって廃道化していることが予想されます。 |
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道すがらの紅葉を愛ながら手代沢林道を撤退中。越県コースでより標高の高い場所をゆく手代奥山林道と比べると、総じて紅葉の地味さは否めなかったですが、しかし、それはそれ。手代沢林道ならではの味わい深い美しさがここにはありました。
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トチノキの老木を帰りがけにも再び見上げてみました。相当な樹齢の高さを想像させる巨大な幹の上部はすでに失われ、老骨に鞭打つように美しく褐葉した葉を繁らせていましたが、いつまでも、そしていつの日にか再び手代沢林道を訪れるその時までここに在り続けて欲しいものですね。
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そんなこんなで鳥海山麓(秋田県地域)の手代奥山林道および、その支線林道群の再訪と紅葉林道探索は一応これで終了。今回、支線林道群の中には再訪しなかった林道もありますが、秋の紅葉も楽しめて、それと共にこの地の林道の大まかな現状も知ることができたので、林道パトロール的にも首尾は上々だったかな。 実に16年ぶりとなった林道パトロールを無事に終え、充実感と心地良い疲労感を覚えつつ眺めた手代沢林道の空にはまだいくらか雲が残っていましたが、雲の隙間から覗く空の青さが明日の快晴を予感させるに十分でした。 |
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その後、手代林道に合流したら右折。「鳥海ダムが完成したら手代林道はどのようになってしまうのだろう」と、道すがらの紅葉を名残惜しく眺めつつ、百宅集落のにある入口を目指してダートを引き返します。
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由利本荘市鳥海町百宅字上百宅の手代林道入口まで戻ってきました。ここは2032(令和14)年に完成予定の鳥海ダムによって湖底に沈む地点であり、おそらくこれが最後の見納めになりますが、ダム完成の暁にはその後の状況を確認すべく、必ずやこの地に再びやって来ることを心に誓ってこの場を立ち去りました。
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その後、廃村百宅集落から県70へと戻って鳥海荘に帰還しますが、その前に再び由利高原鉄道の矢島駅前へと向かいます。明日に備えて給油するためですが、給油の前に駅そばにあったローソン由利本荘矢島店に立ち寄ります。
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ふぅ〜、林道探索後に飲む熱いコーヒー(Sサイズ120円)が美味いぜぇ! 夜食のお菓子を購入するために立ち寄ったコンビニでついでにMACHI cafeコーヒーを注文。今日も朝食を食べて以来、なにも飲まず食べず仕舞いだったからぁな。
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コンビニで林道探索後のコーヒータイムをまったり過ごしてからJAの「矢島給油センターSS」で給油します。今朝方給油したのと同じ矢島駅前のGSですが、ハイオクL / 181円で4.54L(821円)入りました。
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給油を終えたらすぐに宿には戻らず、駅のそばで見かけた「Aコープやしま店」に立ち寄ります。別に買い物予定はなかったのですが、ここ近年、泊まりがけでツーリングに出かけると、必ずその地のスーパーを覗いてみるという、やけにオバさん臭い変な癖がついちゃったんだよなぁ。あはは・・・。
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スーパーで地元食材売り場などを冷やかした後、県70を引き返して午後4時03分に鳥海荘へと無事に帰還。WRは昨日と同じこの場所に止めておきました。
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フロントに預けておいたルームキーをもらって客室に戻ります。連泊すると、布団や浴衣をそのまま連続使用させる宿ってよくあるのですが、鳥海荘ではちゃんと新しい布団と浴衣が用意されていたのが好印象。
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故障中 |
ちなみにAコープで晩酌用の酒を購入しなかったのは、鳥海荘に地酒カップ「天寿」の自販機があったから。お値段は商店よりもちょっと高いですが、店で買うと余計な荷物になるので、今日はここで買おうと思っていたのに・・・。うぅ、グスン。
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