ガソリン給油量 10.18L | 給油回数3回 | ガソリン代 1800円 | 総走行距離 273.1km / ダート走行距離 98.1 km | トップへもどる |
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その後も土塊だったダートを緩く下って進んでいくと、やがて右手に「ポンオンネアンズ川」の流れが寄り添ってきます。探索時には分岐に気づかず通り過ぎてしまいましたが、ポンオンネアンズ川が現れる少し手前には、地理院地図にも記載されているピストンで延長4.5キロほどのポンオンネアンジ林道の右折分岐があったはず。 確かポンオンネアンジ林道を示す林道標が設置されておらず、そのため見過ごしてしまった可能性が高いですが、きちんと分岐に林道標が設置されてさえいれば、たぶんこのような事態は起こらなかったはず。う〜ん、困ったもんだぜぇ・・・。 |
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枇杷牛林道沿いに流れるポンオンネアンズ川のささやかな流れ。いかにもアイヌ語チックなポンオンネアンズという名称ですが、アイヌ語で「小さい黒曜石の川」という意味らしいです。北海道では「黒曜石」のことを「十勝石」と呼ぶそうですが、その昔、この川の付近でも黒曜石が採れたのでしょうか?
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ポンオンネアンズ川の流れを右手に眺めながら枇杷牛林道をさらに進みます。道すがらには昼なお暗い森が広がりますが、伐採区間を通り過ぎたためか、土塊立っていたダートは固く踏み締められて走りやすくなってきます。
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その後、路面がやや砂埃っぽい小砂利質ダートに変化すると、行く手に金網ゲートが現れました。北海道の林道ではお約束のシカ避けゲートですね。
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シカ避けゲートを通過してしばらく進むと、左から斜めに未舗装路が合流してくるこの地点で枇杷牛林道はエンド。鬱蒼とした森から抜け出して置戸町安住の酪農農家の脇にたどり着きました。周囲を見渡すと牧場の敷地内のようにも見えますが、ここは立ち入ってはいけない個人の私有地というわけでもなさそうです。
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枇杷牛林道終点を振り返るとこんな感じ。Y字分岐の左側が枇杷牛林道になっていますが、それを示す林道標はどこにも無し! そういう状況なので、こちら側から初めてやって来た場合は、林道入口がちょっと分かりにくいかもしれません。
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枇杷牛林道を退出したら道211を左折して置戸町の市街地方向に進み、途中でさらに左折して道247に入ります。その後はガラ空きな道道をひたすら走り、温根湯峠を越えてR39を目指しますが、見事なまでにすれ違う車もなくてハイウェイ状態です。
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北見市「留辺蕊町温根湯温泉」でR39に突き当たったら右折してJR石北本線「留辺蕊駅」方向に進みますが、その直後にある国道沿いのセブン温根湯温泉店に立ち寄ってしばしコーヒブレイク。ついでに晩酌用の酒を購入しておきましたが、しかし、無事に林道探索を終えた後に飲むアイスコーヒーが最高に美味しかったなぁ!
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温根湯温泉のセブンを出発したら、後はR39を東に12キロほど進んだ国道沿いにある北見温泉(ポンユ)三光荘に向かうだけですが、その前に留辺蕊駅付近のエネオス留辺蕊SS(留辺蕊石油販売)で給油しておきます。 今日は日曜日なので休業のGSも多いですが、ここは国道沿いなのでちゃんと営業しているんですね。というわけでハイオクL / 180円で3.71L(667円)入りました。 |
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給油後、R39を北見方向に3キロちょっと進み、国道沿いに立つ北見温泉(ポンユ)三光荘に到着しました。敷地は広くて建物も大きいですが、ぱっと見すると温泉旅館っぽくなくて、田舎の集落でたまに見かける「老人憩いの家」とか、寂れた「集会所」のような雰囲気。駐車場には車が1台いるだけで静まり返っていますなぁ・・・。
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北見温泉(ポンユ)三光荘の入口。ここは温泉宿としての歴史はかなり古いのですが、500円で入浴だけもできるので、なんとなく近所の方が夕方にでも入浴しにくるような鄙びた日帰り温泉施設っぽいたたずまいです。
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玄関脇にWRを止めて建物内に入りますが、建物内はなんとなく無機質であまり旅館ぽくありません。かつての商学t高や公民館などの建物をそのまま宿に転用したような、宿泊料金が格安な町営や村営の公共の宿ではよく見受けられる独特な雰囲気です。日帰り入浴客の姿も全くなくて、受付ロビーはひっそりと静まり返っています。
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無愛想な受付のオバさんに到着を告げ、指定された客室に入ります。狭い6畳の和室にはテレビと冷蔵庫にお茶セットが置かれ、布団がすでに敷かれていました。かなり古そうですが、クーラーも一応備え付けられているみたいです。
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部屋に入ったら窓から外を眺めてみますが、敷地内の駐車場が見えているだけだったので特に述べることはありません。この日の夜はクーラーをつけるほど暑くもなかったですが、しかし、窓を開けてもさほど風が入らなかったな。
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部屋で一息ついたらさっそく温泉ですが、長い廊下を進んだ先にあるポン湯三光荘の浴場入口。そこには「男湯」と「女湯」の表示板が掲げられているだけで、靴入れのある廊下には古ぼけたマッサージチェアが・・・。夕方だというのに日帰り入浴客は一人もいないらしく、廊下は怖いくらいにシ〜ンと静まり返っていましたよ。
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おお、これがポンユかぁ! 脱衣所からガラス戸を開けて入った大浴場ですが、そこには温度の異なる2つの浴槽と打たせ湯がありました。この北見温泉(ポンユ)三光荘、宿としての評判はかなり「◯い」のですが、温泉だけは極上とのことなので密かに期待していたんだよな! よっしゃあ、温泉ざんまいで湯に浸かりまくっちゃる〜!
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38℃ | ||
この温泉は、地下500Mの源泉から直接浴槽に湧き出ており、 循環・ろ過・加熱や薄めたりなど一切していない100%天然温泉です。 泉質 / アルカリ性単純温泉 温度 / 38℃ 効能 / やけど・アトピー他皮膚病・高血圧・凍傷・慢性関節リウマチ 慢性筋肉リウマチ神経痛・神経炎・関節機の運動障害など かつてアイヌ人は、負傷した動物たちが湯に浸かり、傷を治しているのを見つけ、 自分も湯に浸かりました。 するとどうでしょう、切り傷は治り、肌はすべすべになりました。 それでササ小屋を作り、穴を掘って「ポンユ」と呼び利用していました。 1897年(明治30年)に屯田兵が入植する以前のお話です。 その後、温泉の権利をアイヌ人から譲り受け、 翌年1898年(明治31年)に正式に許可を受け温泉旅館の営業を始めました。 その当時より、この温泉は今も変わることなく湧き続けています。 どうそ、ごゆっくりお楽しみください。 |
2つある浴槽のうち小さい方の浴槽の壁に掲げられている温泉説明板です。それによれば開湯は1897(明治30)年とのことで、当時はポン湯温泉と呼ばれていたみたいです。「ポンユ」とはアイヌ語で「小さな湯」という意味で、アイヌが発見したこの温泉を入植者が譲り受けて温泉旅館を始めたのが、この温泉旅館の始まりというわけ。
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100年以上も前にアイヌ人が発見し、以来こんこんと湧き続ける「ポンユ1号井」の湯が注がれている浴槽です。北見温泉(ポンユ)三光荘では現在、2つの浴槽で2つの源泉を使用していますが、これはそうのうちの古くからある源泉を利用した浴槽ですね。泉温は38℃と低めでいわゆる「ぬる湯」になっています。
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42℃ | ||
この温泉は、地下500Mの源泉から直接浴槽に湧き出ており、 循環・ろ過・加熱や薄めたりなど一切していない100%天然温泉です。 泉質 / アルカリ性単純温泉 温度 / 42℃(源泉43℃) 効能 / リウマチ性疾患・運動器障害・神経麻痺・神経症・病後回復期・疲労回復など 1978年(昭和53年)にボーリングし、湧出したのがこの温泉です。 入浴で最もからだに良いとされる温度は37℃〜42℃といわれています。 2種類の温泉をどうぞ。ごゆっくりお楽しみください。 |
2つある浴槽のうち大きい方に掲げられている温泉説明板。元々はポンユには「ぬる湯」しかなくて、これは1978(昭和53)年に掘削して掘り当てたそうです。 ちなみにポン湯が「北見温泉」と呼ばれるようになったのは1956(昭和31)年からのこと。しかし、当時の温泉所在地は留辺蕊町だったので、「留辺蕊温泉」とでもいうべきところですが、温泉名はなぜか北見温泉とされています。位置的には北見よりも留辺蕊の方が全然近いのですけどね。 |
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1978(昭和53)年に掘削された「ポンユ3号井」を使用した泉温42℃の浴槽です。ぬる湯と同じくすべすべ感があって源泉掛け流しになっています。小さい浴槽のぬる湯は温度が低いので、必然的にこちらと交互に浸かることになります。
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まずは明治時代から湧き続けている38℃の「ぬる湯」に入ります。熱くもなく冷たくもない湯の温度がちょうどいい塩梅! ポンユでは長湯をする人が多いと聞きますが、それも納得。のぼせることなくいつまでも湯に浸かってられるので、動かずにじっとしていると、なんだか眠くなってきそうな心地良さだなぁ・・・。
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続いて大きな浴槽に張られた42℃の湯に浸かりますが、こちらは適温なので身体の芯までよく温まります。湯にのぼせそうになってきたら、すかさず隣のぬる湯に移動して火照った身体を冷却し、その後再びこちらに戻って身体を温めます。それを何セットも繰り返してしまい、結局1時間以上も長湯してしまったぜぇ!
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ゴポゴポゴポ・・・。源泉から浴槽へと絶え間なく静かに注がれ続ける新鮮な湯。ポンユは循環、沸かし湯ではないので、24時間入浴可能なのも嬉しいです。おかげで宿に滞在中は朝湯も含めて合計6回も入っちゃいました!
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うわ、なんじゃこりゃ! 浴場内にあった源泉利用の蛇口ですが、金属部分に温泉成分がべったりと付着してガチガチに結晶化、毒々しく化学変化を起こして青紫色になっているじゃないですか! う〜ん、いかにも温泉っぽくていいですなぁ!
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あー、それから浴場内には飲泉用の蛇口とコップがありました。確かに飲めば身体には良さそうですが、でも「良薬口に苦し」で温泉水は決して美味しくはなかったです。水分補給で一口飲んでみただけで、何杯もゴクゴクとは飲まなかったですよ。
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温泉を心ゆくまで堪能したら部屋に戻って夕食までテレビを眺めて過ごします。ちなみに、この日の宿泊客は当方も含めて2人だけ。もう一人もバイクで北海道ツーリング中の男性でしたが、なにせこの北見温泉(ポンユ)三光荘は温泉宿でありながら、宿泊料金が1泊夕食付きで6050円と格安だからなぁ。
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