ガソリン給油量 2.5L | 給油回数 1回 | ガソリン代 480円 | 宿泊費 7950円 | 総走行距離 114.1km | トップへもどる |
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左折方向から小郷東林道終点を振り返るとこんな感じ。ヘアピンカーブの途中に分岐のある状況がよく分かりますね。さらに道なりに下っていくと加子母防災ダムに至りますが、せっかくなのでそこまで行ってみることにします。ただし、路面はこの地点を境に舗装化しているのでそのつもりでね。
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小郷東林道終点から80mで横T字の分岐が出現。左折側には加子母防災ダムが見えていましたが、ここでUターン。旧加子母村に広がる林道迷宮群を縦断するメインの本線林道の探索はこれでひとまず終了したので、今来た道を引き返していよいよ木曾越林道経由で木曽越峠を目指すことにします! ちなみに直進方向は一の谷林道になっており、一の谷林道→大萱野林道→小郷東木曾谷林道のルートで引き返すという手もありましたが、探索時間の都合上および一の谷林道は残念な全線舗装林道なので、本日はそのプランはパス。手っ取り早く今来た道をそのまま引き返すことにしておきました。 |
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横T字の分岐地点にも道標が設置されていました。垂れ下がるツタ草が邪魔で確認しにくいですが、「小郷」は分岐左折で加子母防災ダム経由のR257方向、「一の谷」は直進方向、「木曽谷」は小郷東林道、そして「担音堂」は先ほど確認した小郷東林道終点がある左折方向を示しています。 記載内容については、小郷東木曽谷方向から小郷東林道に乗り継いでやって来た場合は、一度通って来たルートなのでなんとなく分かりますが、R257→加子母防災ダム経由で始めたやって来た場合は、これを眺めても「なんのこっちゃ?」となる可能性が極めて大。地図と合わせてじっくり確認する必要があると思います。 |
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横T字の分岐を左折した直後に現れる白川(加子母川)に構築された加子母防災ダム。堰堤の上を通って対岸の小郷地区に渡ることができ、そこで左折して進んでいくとおよそ2kmでR257に出られます。
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その後、小郷東林道→小郷東木曾谷と乗り継いで木曾越林道分岐地点(24)まで戻って来ました。ここからいよいよ木曾越峠を目指し、それと同時に木曾越林道〜木曾谷林道間の延長開設区間も走っちゃおうというわけですが、木曾越林道〜木曾谷林道ルートは標高1000m超えをしているので、その標高ならば紅葉が期待できそう!
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いざ木曾越林道に突入しますが、のっけからダートは石まみれで予想していた以上にガタガタ! 小郷東木曾谷林道も全体的に石が多くて走りにくかったですが、ここはそれ以上かも。そんな感じで入線直後に現れる九十九折りを登坂していきます。
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するとジグザグに登坂していく九十九折りの途中で左折ダート分岐(34)を発見。地理院地図にも未記載で作業道を示すヒシ形も設置されておらず、少々荒れた感じの名無し系作業道でしたが、ちょっくら立ち寄ってみることに。
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しかし、ここは延長100mほどの極短でした。突貫的に斜面を切り崩しただけの粗末なダートに立ち入ると、すぐに行き止まり地点が見えてきます。
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極短名無し系作業道の末端地点にて。落石まみれでUターンするだけの幅員もなく、仕方ないので手押しでWRを反転させて即座に退出します。
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末端地点の先にはヒノキ林の斜面が広がっているだけでしたが、しかし、きれいに枝打ちされてすっくと立ちそびえるヒノキの姿が美しかったなぁ! まさに美林というに相応しいですが、江戸時代にはヒノキを始め、アスナロ、コウヤマキ、ネズコ、サワラは尾張藩によって伐採が禁止された「木曽五本」と呼ばれ、「ヒノキ一本首一つ」と言われるほど厳重に管理されていたんですね。 盗伐や停止木(伐採を禁じられた樹木)を伐採した者に対して尾張藩は厳罰をもってのぞみ、1669(寛文9)年には百姓権右衛門が樹皮を剥ぎ取ったとして引き回しの上、斬首獄門に処せられ、その妻子は尾張藩領外に追放されています。 |
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木曾越林道本線に復帰したら再び九十九折りを登坂していきますが、勾配を登り詰めると標高1000地点を突破! その後は等高線をなぞるように蛇行しつつ、なだらかになおも登坂していくコースが続きます。
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標高1000m突破後もダートはなおも登坂していきますが、石だらけでガタガタなダートがひたすら続くのみで、道すがらに眺望は全く望めないので、ここではやたら走りにくさだけを感じてしまいます。 しかし、標高が上がったことで、木曾越林道の南で標高1000m以下を並走する小郷東木曾越林道ではほとんど見られなかった紅葉が現れてきたのが嬉しかったな。 |
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行手の山肌の斜面をまばらに染め上げる紅葉を眺めながら木曽越峠を目指して進んでいきますが、そういえばこの付近で峠方向からやって来た1台のオフバイクとすれ違ったんだっけ。木曾越林道〜木曾谷林道が繋がったことで訪れる林道ライダーも少なからずいるようですが、やはり完抜け化というのは大きいですね。
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眺める者を圧倒するような派手さはないですが、常緑樹の緑色に混ざってマイペースで色付く紅葉がきれいです! 空は雲一つなく秋晴れの青に染まり、気温も寒くも暑くもなくてちょうどいい感じ。うふふ、林道日和とはこのことだな〜。
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おお、陽射しを受けて光り輝く山吹色がなかなか美しいですが、これは「シロモジ」だな。葉の形はカエデに似ていますが、シロモジは本州中部以西の森林や山里に自生するクスノキ科の落葉低木。そしてこのように紅葉が美しい木なので、シンボルツリーとして庭に植えられていたりします。
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道すがらの紅葉はきれいですが、路面は相変わらずズルズルかつガタガタ。気を抜くと転倒も十分にあり得る状況ですが、原因は地質的なものもありますが、それ以上に毎年その時期になると列島各地を襲う集中豪雨の影響だと思われます。転倒しないまでも、ただ走っているだけで結構疲れますよ、ここは!
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おお、秋晴れの空の青さに紅葉の赤や黄色が映えてきれいだぜぇ! 路面状況には常に注意を払う必要はありますが、道すがらの紅葉を楽しむことも忘れません。でもここぞと思う地点が現れるたびに立ち止まるので、全然先に進めないや。
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路肩からは秋らしくススキが白い穂を垂らし、地味だけど味わい深い紅葉を眺めつつ木曾越林道のダートを進んでいきます。眺望は望めず、閉塞的な区間もありますが、それでも緑一色に包まれた頃のような重苦しい雰囲気はありません。
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やがてダートはなだらかな登り坂で標高1300mほどまで登り詰めていきます。その後は標高1300m前後の地点を等高線をなぞるように進んでいきますが、そこでは林道開設のさいに斜面を切り崩した崖区間が続きました。
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今にもガラガラと崩れて来そうな林道沿いに連なる荒々しい崖。見上げるほどの高さで山岳ムード満点ですが、崖っぷちぎりぎりにまで樹林が迫り、その中に真紅や橙色との紅葉が混ざっているのが確認できました。
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ダート分岐発見! 小郷東木曾谷林道から入線して進むことおよそ6km地点で地理院地図に未記載な左折分岐(35)が出現しました。 なお、ここまでガタガタな路面状況に気を取られがちで、地理院地図にも記載された入線直後と2.5km地点の極短分岐については、未確認のまま通り過ぎてしまいました。なので、ここは通り過ぎることなく様子を確認しておきたいと思います。 |
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分岐は木曽越林道本線から左折分岐した直後にY字分岐を繰り返していましたが、こちらはその右折方向。紅葉がほのかに混ざる森の奥へとダートが続いていましたが、ヒシ形や道標の類はなにも設置されておらず、正体は不明。その先の様子が気になったものの、路面は石まみれだったので立ち入りは遠慮させていただきました。
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あぁ、こいつは酷え! こちらはY字分岐の左折側の様子ですが、路面はまさに河原状態でした。小さいサイズでも拳大、大きなやつではひと抱えもありそうな夥しい量の岩石で路面は覆い尽くされており、とてもじゃないですが、エンジン付きでは立ち入りを躊躇してしまう状況だったですよ〜。
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Y字分岐の左右それぞれを徒歩で軽く眺めたらWRに戻りますが、木曾越林道本線から分岐直後のY字分岐を振り返るとこんな感じ。すぐに行手が二手に分かれ、そして左右どちらも石まみれにガレまくった名無し系極短くさかったです。
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正体不明の左折分岐ダートは石まみれの河原状態だったので立ち入りはパス。仕方ないので分岐は右折して木曾越林道本線をさらに進みますが、この地点で木曾越峠までの距離は残り1kmほど。未だ見ぬ峠に向かって先を急ぐぜぇ!
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