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その後、湯の川林道入口を後にして湯野川温泉に到着しましたが、湯野川温泉の歴史を簡単に述べておくと、湯野川温泉は1674(延宝2)年に湯戸が開かれた歴史のある温泉で、1642(寛永19)年には盛岡藩第三代藩主「南部重直」さんも湯治に訪れたらしく、また、大正期の青森県経済を支えていた「安部城鉱山(1925[ 大正14 ]年閉山)」が稼働中は湯野川温泉も大いに繁盛したそうです。 しかし、今はすっかり寂れた温泉地になっていて、以前は「湯の川観光ホテル」もあったのですが、現在も営業しているのは「岡村旅館」と「寺島旅館」だけ。すぐそばには日帰り温泉「湯野川温泉 濃々園」もありますが、もう何年も休業状態が続いており、また、湯野川に一軒だけあった商店も数年前に廃業済み・・・。 |
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今晩お世話になる岡村旅館さんです。19年前の2006(平成18)年に林道探索で初めて下北半島を訪れて以来、定宿にしている温泉旅館です。
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二階にある岡村旅館の客室です。玄関で到着を告げると、すぐに奥から女将さんが出てきて「いつもの部屋で」と客室を告げられますが、それは19年間、ほぼ毎年のように岡村旅館を訪れているから。さすがに19年間も毎年のように通い続けていれば、もはや館内の案内とか説明は要りませんなぁ。
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客室で旅装を解いたら熱いコーヒーで一息入れます。お茶セットと共にスティックタイプのコーヒー、そして嬉しいお茶菓子が必ず客室のテーブルに用意されており、おもてなしの心遣いがいつもちゃんと感じられるんだよな!
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一息入れたらさっそく温泉です。浴室は階段を下りた一階にあって、もちろん24時間いつでも好きな時に入浴可能。なお、湯野川には住民専用の共同浴場があるので、地元の日帰り入浴客がやって来ることはほとんどないと思いますが、声をかければ入浴だけでもたぶん受けつけてくれると思います。
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湯煙が立ち込める岡村旅館の浴場です。温泉は常に新鮮な源泉が注がれている正真正銘のかけ流しであり、タイル張りの浴槽の縁からは湯がオーバーフローしているのがとてもイイ感じ。ほのかに温泉臭も漂っています。
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ふぅ〜、整うぜぇ。浴槽に注がれ続ける湯は真水で埋めないと入れないほど熱くはなくて、かといって加熱するほど低くもなくてちょうど良い湯加減。
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湯上りに火照った身体を冷ますため外を散歩しますが、宿のすぐそばには湯煙がもうもうと立ち昇る源泉が! 確か以前はここに小さな木造の共同浴場小屋が建っていたのですが、今は撤去されて源泉が湧くだけの場所になっています。
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共同浴場があった場所からは黒パイプで各旅館に源泉が引湯されています。源泉はアルカリ性単純温泉で源泉温度は54.5℃くらい。
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すぐそばを流れる水路からは温泉臭と共に湯気がもうもうと! 源泉から溢れた湯が惜しげもなく垂れ流されているんですね。
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湯野川温泉には以前は小さな商店が一軒だけあって、お菓子とか晩酌用のお酒も買えたのですが、残念ながら数年前に廃業。岡村旅館や寺島旅館に自販機は置かれていませんが、廃業した商店の前には湯野川温泉唯一の自販機が設置されているので、缶コーヒーとかジュースならばここで購入可能です。
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隣り合った旅館が2軒あるだけで、「温泉郷」というにはささやか過ぎる湯野川温泉。手前から岡村旅館、寺島旅館の順に並んでいて、厳密には寺島旅館の隣にもう1軒旅館があるのですが、3軒目ははすでに廃業していますよっと・・・。
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湯野川温泉の集落にある「熊野神社」と、その傍に人知れず建っている湯野川集落の住民専用の共同浴場。何年か前の夏に湯野川温泉を訪れた時には夜祭が行われていましたが、真冬の今は雪まみれの神社を訪れる人の姿もなし。
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夕暮れで暗くなり始めた湯野川集落内を佐井方向に向かうかもしかライン。以前はこの先は毎年冬季通行止めになっていましたが、現在は猛吹雪の時を除いて佐井まで行けるようになっています。というわけで以前と比べて道は良くなりましたが、しかし、湯野川温泉の寂れた状況は変わりねーし。
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湯上りの散歩を終えたらその後は客室でテレビを眺めながらダラダラと過ごしますが、そのうち夕食の支度ができると、女将さんが「お食事できましたよ〜」声をかけてくれるので別室に移動します。ちなみに今回泊まった客室は二階突き当たり奥の左側の部屋で、食事が用意されたのは廊下を挟んだ右側奥の部屋。
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うおおー、飯じゃ、飯じゃー! 待ちに待った夕食ですが、毎度のことながら岡村旅館は良心的な宿泊料金なのに夕食はマジに豪華で美味いんだよな! 酒呑みには特にタマらないこの夕食目当てに19年間も通い続けているといっても過言ではないのですが、この日の献立は以下の通り。 みそ貝焼き・マコガレイの煮つけ・イカの煮つけ・マグロとクロソイお刺身・ナマコ酢 ホッキ貝の酢味噌和え・キノコの醤油煮・タラとホタテの寄せ鍋 カブの漬物・白いごはん |
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着座と同時にすかさず隠し持っていた地酒瓶を食卓に並べてスタンバイOK! 今回用意したのはむつ市で1891(明治24)年に創業した本州最北端「関乃井酒造」の「関乃井(左)」および、1777(安永6)年に青森県「七戸町」で創業した「盛田荘兵衛」が八甲田山系の水で仕込んだ特別純米酒「作田(右)」です!
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うぃ〜、お疲れ様〜っす! といっても今日もただ走り回っただけで特になにもしていませんが、とりあえずアサヒでセルフ乾杯!
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キンキンに冷えたビールと甘辛に煮付けた「イカの煮つけ」。まさに黄金の組み合わせですが、これ、マジでヤベぇ組み合わせです!
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しかし、刺身にはなんといっても地酒が似合います! 下北半島に敬意を表してむつ市田名部の「関乃井」を組み合わせてみますが、ヤベぇ、酒が止まんねーや!
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神〜っ、本日の刺身は「マグロ」と「クロソイ」かな。トロける脂をまとった獲れたて新鮮な刺身の色艶といい、なんとも神々しいことよ。都内の居酒屋なんかでは値段が怖くてとても食べられません!
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あー、それからこいつは川内町のスーパーマエダで密かにで買っておいた肉厚ぷりっぷりな「ホタテ貝柱」の刺身。もちろん陸奥湾産でお値段は386円。一口噛んだ瞬間、上品な甘さがお口の中にじゅわ〜っと広がって幸せいっぱいに!
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青森県を代表する郷土料理「みそ貝焼(かや)き」には七戸町の地酒「作田」を合わせてみましたが、うむ、この組み合わせもマジ旨で文句なし!
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誰が思いついたのか、トロトロな卵と陸奥湾のホタテという黄金の組み合わせが最高に美味しい「みそ貝焼(かや)き」。同じ青森県でも下北では「みそ貝焼き」と呼び、津軽では「貝焼き味噌」と呼ばれる郷土料理で、家庭ごとに微妙に味が異なりますが、青森県を訪れたならば絶対に食べておきたい料理です。
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コリコリな食感と貝の甘さが相まって酒呑みにはタマらない「ホッキ貝の酢味噌和え」ですが、これって三沢産? 冬が旬のホッキ貝といえば、三沢から八戸沖の北浜海域が有名で、特に三沢は日本でも有数のホッキ貝の産地なんだよな〜。
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