カメノテ
  三宅島のうまいもの 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
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島内の一部の飲食店で食べられるカメノテ

カメノテ
 [1]キンメダイ
 [2]ムロアジ
 [3]タカベ
 [4]キハダマグロ
 [5]アカイカ
 [6]テングサ
 [7]ハバノリ(島ノリ)
 [8]トコブシ
 [9]オキアサリ(ヨメガカサ)
 [10]カメノテ
 [11]アシタバ
 [12]アカメイモ(里芋)
 [13]サツマイモ(甘薯)
磯の岩や海岸の防波堤などに張り付いている姿を普通によく見かけるカメノテです。その姿が亀の手に似ているのでカメノテですが、三宅島ではセッコウとも呼ばれるフジツボの仲間でカニやエビと同じ甲殻類。

見た目がちょっとキモいですが、良い出汁が出るので、三宅島ではお味噌汁によく利用されています。塩茹でして中身を食べると、貝に似たコリコリ食感と磯の風味抜群な旨い肉汁がクセになるんだとか。いきいきお魚センターで売られていることもありますが、島内の中華料理店ココナッツガーデンでカメノテの料理が食べられます。

商業的には取り扱われることが少ないカメノテですが、四国の瀬戸内海に面した地方では地元食材として店頭で売られており、5月初旬から8月下旬は産卵に向けて栄養を蓄えるので美味しい時期とされています。スペインでも昔からペルセベスと呼ばれて高級食材として扱われ、ワイン蒸しや塩茹でで食べられています。ただし、カメノテは甲殻類なので、カニやエビに対してアレルギーがある人は食べない方がいいですよ。

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