三宅島のうまいもの

林道探索の書　〜今日もどこかで林道ざんまい〜

［９］オキアサリ（ヨメガカサ）

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トコブシに似た味わいがあるヨメガカサ

オキアサリ（ヨメガカサ）

［１］キンメダイ 　［２］ムロアジ 　［３］タカベ 　［４］キハダマグロ 　［５］アカイカ 　［６］テングサ 　［７］ハバノリ（島ノリ） 　［８］トコブシ 　［９］オキアサリ（ヨメガカサ） 　［10］カメノテ 　［11］アシタバ 　［12］アカメイモ（里芋） 　［13］サツマイモ（甘薯）

三宅島ではオキアサリとか島アサリなどと呼ばれるヨメガカサという春が旬の一枚貝です。貝殻は薄くて身は食感が強く味は濃厚。お味噌汁に入れると良い出汁が出て非常に美味しいですが、島外にはまず流通せず自家用に食されることがほとんどです。 お味噌汁以外にもカレーやおじやの具、醤油煮やバター焼にするととても美味しくて、三宅島ではいきいきお魚センターで売られていることもありますが、山辺旅館に併設された「ティー・ハウス　ノン・ノ」では「島アサリの釜めし」が食べられます。 ヨメガカサの仲間の一枚貝は伊豆諸島では古くから食用とされてきたため、島ごとに、また島の中でも地域ごとに様々な呼び名があるようで、三宅島ではオキアサリですが、大島ではセセリ、利島ではイソモン、新島ではイソモン、イソモノ、イソムシ、八丈島や青ヶ島ではヒラミなどと呼ばれています。 ちなみに三宅島では二枚貝のアサリは生息しておらず、一枚貝のヨメガカサガイの仲間をオキアサリと呼びますが、オキアサリにはヨメガカサ以外にもベッコウガサやマツバガイも含まれます。これらの貝は磯場の岩に固く張り付いていますが、道具さえあれば海の中に入らなくても採れるため、磯遊びがてらに採られることが多いです。

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