坪田エリア 坪田エリアの見所スポット 1 大路池 大路池2 2 迷子椎 3 大路池展望台 4 アカコッコ館 5 三池浜 6 三池園地 7 三池港 8 三池港船客待合所 9 伊豆三池港突堤灯台 10 サタドー岬灯台 11 クラマ根 12 ツル根岬 13 ベンケ根岬 14 三宅島空港 15 大里遺跡 |
倒木もあるキツい傾斜の坂道が延々と続きます |
北岸の桟橋を後にして今度は南岸の桟橋に向かいます。先ほど途中で見かけた「日本一のさえずりの小径」を下って進みますが、火口壁を下る階段の傾斜がキツくて帰り道が思いやられますが、ここまで来たらもう仕方ないか・・・。 延々と坂道が続く小径では大勢のバードウォッチャーと出会います。皆さん慣れた足取りでスタスタと進むので、散々追い抜かれてしまいましたが、やはり大路池は野鳥観察の聖地になっているみたい。本格的な撮影機材を担ぐ人や、小径に三脚を据えて野鳥を待ち構える人もいて、桟橋への小径はそういう人たちばかりだったです。 |
このような古木が普通に茂っています |
温暖多湿な照葉樹の森の中はジャングル状態でしたが、これは途中で見かけたスダジイの古木。凄みのある捻れた樹形が樹齢の高さを思わせて、どっしりとした風格ある姿に圧巻されてしまいます。なお、大路池入口の案内図によれば、南岸の桟橋へと向かう途中に「御神木」があるそうですが、もしかしてこれ?
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木々の間からいきなり現れる南岸の桟橋 |
お、大路池南岸の桟橋が見えてきました。階段の坂道をどんどん降りていくと、いきなり木々の隙間に湖面が見えて桟橋が現れます。ベンチがあって開けた場所なのかと思っていましたが、坂道の途中で坂道が突き出しているだけのでした。樹木が茂って近くまで気がつかなかったですが、小径のすぐ左手が湖岸になっていたようです。
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明るい湖面に突き出している桟橋 |
ようやくたどり着いた桟橋はこんな感じかな。暗い湖畔の森の中から明るい湖面に突き出しています。ベンチや座り込むような場所もなくて桟橋は狭いので、後続のバードウォッチャーが次々とやって来る状況では、長いこと桟橋に居座るのは控えたほうがいいかも。皆さん湖面を背景に記念写真だって撮りたいだろうしね。
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南岸の桟橋からの広々とした湖面の眺め |
南岸の桟橋から眺めた大路池。前方には先ほど訪れた北岸の桟橋が小さく見えていて、その背後を照葉樹林に覆い尽くされた火口壁にぐるりと取り囲まれているのも確認できます。「日本一のさえずりの小径」は湖岸を一周していますが、いざ一周するとなるとそれなりに時間がかかるかと思います。 バードウォッチングで一日中過ごしたいのならば話は別ですが、普通に観光スポットとして訪れるだけなら、まずアカコッコッコ館を訪れて、その後に砂利道経由で南北の桟橋を訪れるだけくらいがちょうどいいかもしれません。 |
大路池の岸辺は鬱蒼とした森でびっしり! |
桟橋から右手の湖岸を眺めるとこんな感じ。スダジイやタブノキの鬱蒼とした森が湖面に迫り出していて、どこが湖岸なのかよく分かりません。散策路が湖岸伝いに延びていますが、桟橋以外の場所で湖岸に近づくことは難しいと思います。
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野鳥のさえずりも聞こえてくる大路池湖岸の森 |
こちらは桟橋左手の眺めですが、相変わらず物凄い鬱蒼とした雰囲気です! 湖岸伝いに北岸の桟橋まで一周してみようかとも考えましたが、バードウォッチングが目的でもないので、今回はパスしてきました。 遊歩道は「日本一のさえずり」が自慢らしく、確かに桟橋に向かって小径を下る途中で確かに野鳥のさえずりも聞こえたような気がしますが、声の主の姿は見えなかったです。さすがにアカコッコなどは普通に歩いていたのではダメらしく、ちゃんと立ち止まって目を凝らさないと出会えないと思いますよ。 |
希少な野鳥は増えて欲しいけど最悪な外来魚は大路池に要らないな! |
桟橋にたたづめば大路池の心地よい空気と静寂さが楽しめますが、ここ大路池では昔はいなかったブラックバスやブルーギルがいるそうです。在来種を駆逐して生態系に悪影響を及ぼす外来魚ですが、何者かがこっそりと密放流したのでしょう。 また、大路池にはなぜか魚類についての説明板もないことから、昭和のはじめ頃に放流されたワカサギとかスジエビの類は、実はとっくに絶滅しているのかも・・・。ネットで大路池でのバス釣りを自慢するサイトがあったり、大路池でのバス釣りを宣伝する宿も三宅島にあったりしますが、残念だけどこれが大路池の現状なんだよな〜。 |
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