ガソリン給油量 8.4L | 給油回数3回 | ガソリン代 1478円 | 総走行距離 269.1km / ダート走行距離 64.4 km | トップへもどる |
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旅装を解き、お茶セットで熱い番茶をすすって一息入れたら、さっそく旅の埃を流すべくお風呂です。浴室は一階の廊下を突き当たったところにありましたが、「ゆ」の暖簾がかかった浴室入口の脇にはなぜか古めかしいピアノが・・・。 いきなりそこにピアノが放置されてあるのでちょっと怖いですが、これって家族の誰かが子供時代に使っていたもの? 勝手に「ネコふんじゃった!」とか弾いたら怒られそうなので手を触れませんでしたが、今はもう誰も使わなくなったピアノ、きっと置き場所がないんだろうなぁ。 |
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まつや旅館の浴室です。ステンレス製のバスタブに沸かしたての熱い湯がなみなみと張られており、ゆっくりと身体を沈めた瞬間の気持ちの良いことよ! ふぅ〜、それにしても今日は超難読地名群を訪ね回ったあげく、よく林道を走りまくったな!
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現在時刻は午後6時。風呂から上がって部屋で過ごしていると、女将さんの「食事ができましたよ〜」の呼び声がしてきました。今日は朝食、昼食どちらも抜きだったのでお腹はペコペコ。急いで一階の食堂に向かいますが、そこで待っていたのは・・・?
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どひゃぁ〜っ、テーブル狭しと怒涛の如く並べられたおかずの数々! かつてこれまでに経験したことがない凄まじい品数ですが、本当にこれ全部が一人分!? メニューは以下の通りでしたが、フードファイターじゃあるまいし、これ食いきれねーぜっ! 花咲ガニ、ジンギスカン、石狩鍋、イクラ、ホヤの酢の物、ツブ貝煮、焼きサンマ、 お刺身3種、山かけマグロ、タコのぶつ切り酢味噌和え、 煮物、細切り昆布の煮物、野菜サラダ、白いごはん、タラコ、ワクワン ちなみにまつや旅館の1泊夕食付きの宿泊料金は8000円。素泊まりは4500円なので夕食代は3500円ということになりますが、外食でこれだけ食べたらいくらになるかを考えると、この品数の多さとボリュームはたしかに凄いです。8000円の宿泊料金でここまで豪勢な夕食は滅多になくて、そういう意味でも「夕食付き」で大当たり! |
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あー、それからこちらは近所のセブンで買っておいた本日の晩酌用の酒です。「アサヒ生ビールマルエフ」と根室の地酒「北の勝」、そして「千歳鶴」の小瓶です。 晩酌用の酒は宿で注文すればいいだろうと思うかもしれませんが、北海道では家族経営の小さな旅館ではアルコール類を提供していないことも多く、提供していても自販の缶ビールだけという場合が多いです。それを見越してあらかじめ買っておきました。 |
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晩酌用の酒をスタンバイしたらさっそく夕食をいただきますが、でも料理に箸をつける前になすべき重要なことがあります。そう、それはカニ剥きです! 当方の場合はそのつど足にしゃぶりついて食べるのではなくて、「身を取り溜めしてからまとめて食べる」派です。そういうわけでこれから「殻剥き」という花咲ガニとの真剣勝負が始まりますが、頼むからその間は絶対に話しかけるなよ・・・。 |
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イテテ・・・ッ! 身がたっぷり詰まった足をへし折りたいのに花咲ガニ特有の鋭いトゲが痛くてうまく折れません。ならばと強引に奥歯でバリリと噛み砕こうとすると口の中を切ってしまうので、こいつの攻略にはやっぱりキッチンバサミが必須!
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晩酌の酒や他の料理には一切目もくれず、トゲまみれの硬い殻と格闘すること30分。その戦果がこれ。溢れんばかりにテンコ盛りになった花咲ガニのほぐし身です。あとはムシャムシャとこいつを食べるだけですが、へへ、苦労の甲斐があったわい!
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格闘すること30分、完膚なきまでにバラバラに粉砕されて殻だけになってしまった哀れな花咲ガニの姿。宿の女将さんも感心していたな。へへ、これでようやく夕食にとりかかれるというものですが、しかし、カニは市場や食堂で食べると時間もかかって落ち着かないので、やっぱり宿で食べるのが一番だと思います。
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それではあらためていただきまーす! まずは缶ビールでセルフ乾杯、その後は根室の地酒をちびりちびりとヤリながら、所狭しと並んだ海の幸を順次片付けましたが、結局、食べ終わるまでに2時間以上もかかちゃった! しかも食後はお腹が超絶ぱんぱんとなってしまい、マジ苦しくて身動きとれなったですよ〜。
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夕食後は食べ過ぎで苦しくて身動きがとれず、布団に寝っ転がってテレビを眺めて過ごしましたが、この日の午後9時時点の根室市の気温は湿度97%で12.8℃。しかし、真夏にクーラーなしでこれほど夜を涼しく過ごせるのって本当に幸せ! おかげで朝までぐっすり快眠できそうな予感。ではおやすみにゃさい・・・。
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