三宅島郷土資料館
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     22 荒島神社
     23 阿古集落跡

廃校となった小学校を再利用した三宅島民族資料館
平成19 (2007) 年に廃校となった阿古小学校を改修して平成20 (2008) 年にできた「三宅島郷土資料館」です。小学校の校舎を再利用しているだけあって、雰囲気は確かにそんな感じ。ふるさとの湯のそばにあって阿古の中心部から少し離れた場所にありますが、ここで三宅島の歴史や文化を知っておくのもいいと思います。

[ 入館料 / 一般200円 中学生以下・65歳以上無料 ]
[ 閉館日 / 水曜・年末年始(12月29日〜1月3日)]
[ 開館時間 / 10:00〜17:00(入館は16:30まで)]
[ Tel 04994-5-1454]






流人や火山の歴史についても知ることができます

縄文時代の昔から現在までの歴史を、遺跡からの発掘品や三宅島民政資料とともに展示紹介している三宅島郷土資料館。郷土資料館としての見所は、ココマノコシ遺跡から発見された縄文から弥生時代にかけて装飾品として流通していたオオツタノハという貝の展示と東京都指定文化財の三宅島民政資料の数々だそうです。

でもやっぱり個人的には噴火の歴史コーナが興味深かったかな。奇妙な形をした様々な溶岩の展示や、リアルタイムで配信される雄山火口の映像が見所です。






1階多目的ホールには三宅島の巨大ジオラマがあります

廃校となった阿古小学校を改修して作られた三宅島郷土資料館ですが、1階には村立図書館と多目的ホールが併設されていました。多目的ホール三宅島のジオラマがででんと置かれ、2階が郷土資料館になっているらしかったです。

図書館と多目的ホールの展示は無料で自由に見て回れ、2階の郷土資料館を見学する場合は入口脇の事務所で入館料を支払ってから階段で上がるようになっています。





1階多目的ホールの展示も楽しいです

1階の多目的ホールには郷土を紹介する展示がされていました。訪れた時に展示されていたのは「伊ヶ谷のニガタケ料理調査」という展示。

ニガタケというのは関東以西の本州や四国、九州、琉球にまで広く分布するメダケ(雌竹) と呼ばれる多年生常緑笹の一種で、 別名オンナダケ、 メダケ、 ニガタケ、カワタケ、ナヨタケと呼ばれる竹のこと。ニガタケという名の通り、苦くて食べられないことに由来した方言名ですが、ヒメタケ(姫竹)みたいな小さいタケノコですね。三宅島ではニガタケは塩茹でして酒盗(カツオの塩辛)を付けて食べるのが一般的で、郷土料理として昔から食べられていましたが、これはその料理方法の調査の展示です。

2階の郷土資料館も面白いですが、このように1階の多目的ホールで催される展示もなかなか楽しいので、訪れたらついでに眺めておきましょう。

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