火戸寄神社
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     22 荒島神社
     23 阿古集落跡

阿古の錆ヶ浜港に近い都道沿にある火戸寄神社

阿古の錆ヶ浜港にほど近い三宅島一周道路(都212号線)沿いにある小さな神社。錆ヶ浜港からも近くて都道の脇に神社に登る小さな階段がついています。すぐそばのホテル海楽に宿泊した場合は、朝や夕方の散歩がてらに訪れてみてもいいかも。






神社の由来を記した説明板もあります
火戸寄神社
この神社には、迦具突智神(かくつちのかみ)が祀られている。
迦具突智神は剣を創造した神であり、神話時代、事代主命(ことしろぬしのみこと)の命により
錆ヶ浜に姫を追って来た大蛇を退治した剣は、
その時に作った剣であり時間がないため神剣を引きのばして作ったといわれている。
壬生家に保存されている神剣は、
この時作られたもので引きのばした跡があるという。

三宅島では噴火の噴気孔を「ホド」といい、
「ほどり」という社名からみても「コシキ山噴火口」を祀る神社ともいわれている。
当社は、富賀神社の四社の宮として神社庁の公認するところである。

三宅村
由来板によれば火戸寄神社には剣城を創造した迦具突智神(かくつちのかみ)という神様が祀られているようです。そして迦具突智神が造った剣が「蛇切りの太刀」で、その剣は差出神社の差出命が大蛇を退治した時に使用した剣なんですね。同じ阿古集落内の差出神社の由来と、火戸寄神社の由来は伝説のストーリーがつながっているのですが、これはちょっと分りにくいかな。

それにしても「火戸寄(ほどり)」とは変わった神社名ですが、三宅島では噴火の噴気孔を「ほど」と言うことから、それは火口を祀っているのだとも言われ、具体的には「コシキ火口」を祀っているらしいですよ。

ちなみにコシキ火口はジオスポットにも指定されており、南戸林道を進んだ途中にありますが、人の力では到底抗い難い噴火という自然の力に畏怖し敬い、火山の火口を神様として祀ったのでしょうか?






通称「ほどり様」と言われている火戸寄神社

正面から眺めた火戸寄神社の鳥居とその奥へと続く参道です。鳥居の脇には由来板が立ち、その脇に摩滅した古い石碑がいくつか置かれていました。訪れた時はてっきり祠がないのかと思って気がつかなかったのですが、祠がないわけはないですね。祠は薄暗い森の奥へと続く小径を進んだ先にあるみたいです。

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