神着エリア 神着エリアの見所スポット 1 火の山峠 2 御笏神社 3 三宅島役所 4 篤姫ゆかりの蘇鉄 5 ビャクシン 6 椎取神社 7 岡太楼本舗 8 三宅島酒造 9 ラーメンとんとん 10 正大ストア 11 湯ノ浜漁港 12 下根崎 13 大崎 14 樹叢と溶岩流と砂防施設 15 浅沼稲次郎生家 16 王葬 17 子安宮 18 三の宮 19 ナダード 20 釜の尻 21 焼場 22 三宅島内燃力発電所 |
三宅島銘菓の牛乳煎餅はここで作られています |
三宅島のお土産はたくさんありますが、お菓子系といったら牛乳煎餅が有名で、その牛乳煎餅を製造、販売する「岡太楼本舗」です。神着の三宅島警察署から椎取神社方向に都212(三宅一周道路)を進んでいくとやがて左手に工場を兼ねた店舗があります。 牛乳煎餅は島内のスーパーや商店でも買えますが、せっかくなら製造、発売元の店舗で買いたいですね。目印は三宅村営バスの「ナタードバス停」かな。 |
お店の脇の牛さんも目印となる岡太楼本舗 |
都道沿いにポツポツとまばらに民家が点在する都道沿いにある岡太楼本舗。製造工場が同居する店舗には「菓子製造 岡太楼本舗」の看板がデカデカと掲げられており、原料に牛乳を使用するということでお店の脇には乳牛が! お店は島内を一周していれば必ず通りがかる場所にあるのですぐに分かりますが、看板に「牛乳煎餅」とは記されていないので、なんのお店か気がつかないまま通り過ぎてしまう可能性もあるので注意してください。 |
牛乳煎餅の主原料は牛乳なので |
お店の脇の草地でまどろむ3頭の乳牛。牛乳煎餅はこの牛さんの搾りたてミルクから作られるのか・・・と思ったら、なんだ、これって作りものじゃないですか。先代の社長さんが丑年のたびに増やしていった新島の抗火石で作ったものらしいですよ。
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カウンターのすぐ奥で焼いています |
お店に入ると煎餅を焼く甘い香りが漂い、カウンターの奥が手焼きで煎餅を焼く工場になっていました。つまり、焼き立ての作り立てがその場ですぐに買えるんですね。煎餅を焼く午前中でタイミングが合えば、焼き立てのやつを試食させてもらえます。 |
オオシマツツジ と雄山、そして牛が描かれたパッケージ |
パッケージはこんな感じ。「三宅島銘菓 牛乳煎餅」の文字と共に、牛と雄山が描かれていますが、赤い花はオオシマツツジかな。ちなみに店舗の看板では岡太「楼」本舗となっていますが、パッケージでは岡太「樓」本舗と印字されていました。
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シンプルな材料で手焼きの牛乳煎餅 |
パッケージに記された牛乳煎餅の原材料は小麦粉、牛乳、玉子、バター、砂糖。昔の三宅島は伊豆諸島で最大規模を誇った酪農王国で、戦前の最盛期だった頃の乳牛飼育数は3000頭に達し、昭和30〜40年頃には牛乳やバターの生産が島内で行われていました。もちろんその頃は岡太楼本舗でも三宅島産の牛乳とバターを使用していたそうです。 しかし、2000(平成12)年の噴火で島内の畜産業は壊滅・・・。おそらく現在の牛乳煎餅の原料は全て島外からのものだと思います。こればかりは自然相手のことなので仕方ないですが、今も牛乳煎餅が美味しいことに変わりはないです。また、乳化剤や膨張剤などの添加物を一切使用していないのも素朴でいいですね。 |
硬過ぎずサクッとした食感でソフトな甘さがどこか懐かしい牛乳煎餅 |
カウンターでお土産に何枚入りを購入しようかと思案していると、焼きたてを試食させていただきました。香ばしさと甘ソフトな甘さが混ざり合った素朴な美味しさで、「銘菓牛乳煎餅」の文字が刻印してありました。水を一切使っていないので牛乳の味がほのかに香るんですね。クッキーみたいに甘過ぎないのもいい感じ。 イメージとしては瓦煎餅が似ていますが、そこまで硬くなくてサクッと割れる適度な硬さで食感も良く、たぶんこれは万人受けする美味しさで、地元ではお年寄りにも人気が高いそうですよ。ちなみに牛乳煎餅は三宅島の他に大島、式根島でも作られています。 |
パッケージも可愛い牛乳煎餅(小)は750円 |
素朴で見た目も可愛いパッケージ。お値段は15枚入りで750円、30枚入りは1500円だったかな。結局、小と大をお土産として購入しましたが、かさばる荷物になるので、もちろん頼めば最寄りの郵便局から自宅に送る手配もお店でしてくれますよ。
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