湯ノ浜漁港
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都道から坂道を下った海岸にある湯ノ浜漁港

三宅島の北部に位置し、神着から海に向かって下った先にあるのが湯ノ浜漁港。岩礁を掘り込んで造られた漁港で、利用範囲が地元漁業を主とする第1種漁港ということで、地元漁船の拠点漁港になっています。登録漁船の数は36隻ほどで、水揚量は12トン。






湯ノ浜漁港は東海汽船の定期貨客船が寄港しない漁業のための港

正月には新年の豊漁と安全を「船霊様(ふなだまさま)」に祈願する「船祝い」が行われ、住民や帰省客で賑わう湯ノ浜漁港も、今はひっそりとして誰もいませんね。普段は釣り人の姿をちらほらと見かけるくらい。定期貨客船が寄港する港ではないので、のんびりとした雰囲気が漂っています。

ちなみにこの湯ノ浜漁港は、平成12(2000)年の噴火の時には地殻変動に伴う地盤沈下に見舞われ、漁港全体が23pも沈下したそうですよ。






L字型をした漁港の防波堤には灯台もあります

漁港は北側に開口部を持つL字型をしていて、外郭施設は全て岩盤上に構築されている湯ノ浜漁港。潮通しの良い港の出入口ではイセエビの生息が確認されているそうです。

また、防波堤の先(画像右手)には「湯の浜港防波堤灯台」がありますが、伊豆岬灯台サタドー岬灯台といった造形的なデザイン性の高い沿岸灯台とは違い、観光の灯台巡りで訪れるような類ではなくて、ただの防波灯台なのでそのつもりで・・・。






岩礁地帯に造られた港なので磯場案内があります

漁港のそばに掲げられている釣り人用の「磯場案内」。イラストには伊豆方向から神着に向かって順に「大崎」「前の浜」「湯の浜漁港」「セイキリガタ」「コナガネ」の名称が記されていますが、湯の浜漁港は元々岩礁地帯を掘り込んで造られた漁港なので、周囲には磯が続いているわけか。






日中は静まりかえって人の姿がほとんどない湯ノ浜漁港

昼間の漁港は漁船の出入りもなくてシーンと静まりかえり、訪れる人の姿もまったくありませんでした。観光客が訪れるような場所でもないので、どんよりと泣き出しそうな空模様の時は荒涼とした寂しい漁港の雰囲気が漂います。

都道から漁港への道をそのまま進むと、岸壁と防波堤を眺めながらそのまま再び都道に抜けられるので、三宅島を一周する時にはちょっと漁港から海を眺めに立ち寄ってみてもいいでしょう。歩く場合でもその距離は1.5キロもないと思います。

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